餃子と並んで、点心の王道と呼ばれるシュウマイ。
シュウマイは、蒸して仕上げるもの。
しかし名前には焼くという字が入っているのはなぜなのでしょうか?
「オリーブオイルをひとまわし」のHPに解説が記載されていました。
シュウマイは、刻んだ肉にタマネギや調味料を混ぜた餡を皮で包み、
蒸しあげた中国料理のこと。
漢字で書くと焼売、または焼麦。中国では広く食べられており、地方ごとに特色のある
シュウマイが存在します。
かつて中国では、病害を受けてまっ黒になってしまった麦の穂は、伝染を防ぐために
焼かれていました。
その形に似ているところから焼麦となり、焼売に発展したそうです。
この由来には諸説あります。
日本では豚肉を使ったシュウマイがポピュラーですが、本場中国ではエビやアワビなど、
魚介類を使ったシュウマイもあります。
豚肉のシュウマイの上に、エビが乗っているものが定番。
食事としてはもちろん、軽食=点心として食べられることも多いです。
よく、比較されるのが餃子。
餃子もシュウマイと同じく点心の1つ。
中国では、お正月のご馳走として食べられることも多いです。
日本では餃子といえば、焼餃子が主流ですが、発祥地の中国では焼いて食べることは
ほとんどなく、水餃子がポピュラー。
なかの餡は、豚肉以外に地域によって羊肉が使われるところもあります。
日本でシュウマイが販売されたのは、1899年。
横浜にある中華料理店であったといわれています。
横浜はご存知の通り、日本最大の中華街がある地域。
古くから、港町だったこともあり、海外からの人の出入りが多かったです。
元祖シュウマイを販売した店も中国広東省から渡ってきたシェフが開いた店だと
いわれています。
好評を博したシュウマイは、横浜から日本各地に広がっていきました。
シュウマイは、餃子と並べて論じられることも多いです。
餃子は戦後、満州から引き上げてきた人たちを中心に広がった食文化といわれて
いるので、実はシュウマイの方が歴史的には古いことになります。
ただ、現在では餃子の方が家庭料理としても、外食としても市民権を得て
いるのが現状です。
美味しいシュウマイは、実は手作りすることも可能です。
ひき肉ではなく、豚の肩ロースなどを包丁で刻むと肉感たっぷり、ボリューミーな
シュウマイに仕上がります。
また、玉ねぎのみじん切りに片栗粉をまぶし、水っぽくならないようにするとより
美味しく仕上がります。
以上、シュウマイも餃子もビールのお供にしたい営業マンの日記でした(;^_^A