経済の指標を表す略号としてよく使われるのがGDPとGNP。
よく似た略号ですが、実は微妙に違います。
「内閣府」のHPに解説が記載されていました。
■ GDP(Gross Domestic Product)=“国内”総生産
GDPは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額です。
“国内”のため、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含みません。
つまり、日本国内で1年間に生み出される富の総額のことです。
■ GNP(Gross National Product)=“国民”総生産
GNPは“国民”のため、国内に限らず、日本企業の海外支店等の所得も含んでいます。
両者がどう違うかといえば、GDPが国土を基準に考え、日本の国土の中で行われた
生産を対象にしているのに対して、GNPは国民を基準に考え、海外へ進出した
日本企業が生み出す富なども計算に含まれています。
つまり、日本人の海外での経済活動を計算に入れるかどうかの違いです。
以前は日本の景気を測る指標として、主としてGNPが用いられていましたが、
現在は国内の景気をより正確に反映する指標としてGDPが重視されています。
最近はGNIという指標もよく目にします。
これは「国民総所得」の略で、日本居住者が国内外から1年間に得た所得の
合計を表します。
以上、最近はニュースを見ていないと思った営業マンの日記でした(;^_^A