福井のみならず北陸を代表する銘菓となった「羽二重餅」はほんのり甘く、やさしい口あたりの和菓子です。
松岡軒 本店さんは、一階部分が店舗です。昔ながらの「和菓子やさん」の雰囲気をもった落ち着いた店内です。
店の奥にはその場で食べられる喫茶スペースもあります。
松岡軒は、１９０５年創業（明治３８年）という羽二重餅の元祖として知られる老舗です。
元々は羽二重（福井名産の絹織物）を製造していたみたいで、その後業績不振だかで、２代目が今の菓子業へ転身させたとか。
「繊維王国」として知られる、越前福井の絹織物の歴史は大変古く、「続日本記」の記述にもあるように、すでに和銅年間の頃より行われておりました。その後、ながきに渡り沈滞気味でしたが、江戸時代に入り、松平秀康公が越前の国を治めるようになった時、品質改良と販路の拡販を命じました。
その結果、公儀への献上品にも選ばれ、全国に「越前絹羽二重」としてその名を知られるようになったとさ。 
この絹羽二重のなめらかで艶やかなてざわりを、米処福井のもち米を使ってお菓子に再現したもので、百数十年の歴史を誇る伝統銘菓です。 羽二重餅は2枚重ねになっていて、10セット（20枚）で1つのパックになっていました。 全国にも名を知られた、きめの細かい餅菓子です。しなやかな肌触り、思ったよりも甘味が強い気がしましたが、これはこれで良いんじゃないですかね・・・。
一枚一枚が高級絹織物のように薄くなめらかで、口の中でふんわりと とろけていく食感がＧｏｏｄですね。ほおっておいたら幾つでも食べてしまいそうです。
【原材料】ビート・グラニュー糖・餅粉・水飴・馬鈴薯澱粉
【賞味期限】 10日間くらい
松岡軒 本店
住所：福井県福井市中央3-5-19
TEL：0776-22-4400
交通手段：ＪＲ福井駅より徒歩８分
市役所前駅から334m
営業時間：9：00～17：30
定休日：無休