今回は南海本線の浜寺公園駅界隈の鉄道を見てみたいと思います。
南海本線の堺市内の連続立体化工事の影響でこのあたりの線路設備も徐々に変化していく最中です。
石津川駅~諏訪ノ森駅~浜寺公園駅~羽衣駅の高架が完成すれば、堺市内の南海本線は全線高架となります。
南海本線 浜寺公園駅。2022年11月。高架工事のため仮駅舎で営業中。
ホームも仮設ホームとかで線路も仮設でぐちゃぐちゃなので萎えたので写真撮るの止めました。工事前は面白い線路配置だったのに。
直ぐ隣は旧浜寺公園駅舎。現在は移築されてカフェになっているようです。1907年建築ですから築115年ですか。
木造平屋建ての歴史ある建物で、有形文化財に登録されているとのことです。現役の駅舎では最古の駅舎だったそうです。
何やらカフェの前で勧誘?やっていたので声掛けられても嫌なので遠目に見てました。
仮駅舎と旧駅舎の位置関係はこのようになっています。現在の仮駅舎はどう見ても物流倉庫に見えてしまいます。駅舎も機能美を追求したらこの形になるのでしょうか究極の駅舎のように思います。
駅前から100mほどのところが浜寺公園になります。
そして、すぐ近くにあるのが阪堺電車の「浜寺駅前」駅です。
正確には駅ではなく停留場ですね。
そう言えば反対側の終点も「天王寺駅前」でした。
改札も切符売り場もありません。後ろ乗り前降りのワンマン運転で、バスと同じです。ホームは1面1線。
ここから天王寺駅前まで直通の電車があります。全区間乗ると1時間弱ぐらい掛かります。
浜寺駅前から天王寺駅前まで通しで乗る人はほぼ居ないと思いますが、通して乗っても230円と考えれば安いですね。
行き止まりです・・・左奥は浜寺公園です。
この駅も南海本線の高架化とともに移設されると聞いていますので現在の駅舎ももう少ししたら無くなる?
少し北のほうに歩いてみようかと思います。線路沿いに歩くとすぐに踏切があります。警報機も遮断器もありませんが第何種踏切?
浜寺駅前駅に入る手前で複線から単線になり、駅は単線となります。
駅を向いたらこんな感じです。
線路沿いの道路を歩き・・・
更に少し歩くと阪堺線は高架になり、南海本線を跨ぎます。
奥に見える背の高い架線柱が南海本線の架線柱です。
更に北へ歩き、南海本線の踏切へ。奥に見えるガーダー(南海本線を跨いでいる)が阪堺電車の線路です。
南海本線の敷地の横で高架化工事が始まっています。南海本線が高架化すると阪堺線のガーダーと当たってしまいます。
なので、阪堺電車を南海本線をクロスせずに沿わせる形で浜寺公園駅のほうにルート変更をするらしいです。
ここで南海本線と阪堺電車がオーバークロスするところを撮影したかったのですが、そうはいいタイミングで電車はやってきませんね。
南海本線の普通電車が通過していきました。南海本線は「普通」南海高野線は「各停」です。
2000系のトップナンバー。前面に「2扉車」の表示があります。元は高野線の山岳路線用の電車ですが、支線区への投入の噂もあるようで。
そう言えば支線区の2200系もかなり古い車両ですし置き換え時期かな。でも支線区には勿体ないパワー。
さて、阪堺線側の踏切から。南海本線を跨ぐために高架になって行きます。奥が浜寺駅前駅方面です。
このあたりから線路を付け変えるのでしょうか?
このあたりは道路併用軌道ではなく専用軌道です。静かな町中を走ります。
堺市の中心部も路面電車の趣ですが併用軌道ではありません。
さらに線路沿いに歩くと船尾の駅に着きます。対向式ホームですが、上り下りで点対称の位置にホームが配置されています。
阪堺電車によくあるホーム配置です。JR北海道でもこういうホーム配置の駅がありましたね。
ということで、最近の浜寺公園界隈の線路事情を見てみました。最終的にこのあたりがどういう線路、駅になるのかこれからも時々見ていきたいと思います。近代化により南海の古い駅舎が無くなっていくのは残念ではありますが。
最後までご覧いただきありがとうございます。
南海の駅(3)