Mike Oldfield 【Ommadawn】 | 音楽好きの備忘録。

音楽好きの備忘録。

音楽ド素人のアルバムレビューブログ。
プログレッシブ・ロックを中心に音楽を聴きます。
紙ジャケットCDが大好物。
ゆる~くやっていきます。


 

こんにちは〜♪

最近腰痛が酷すぎるmasatoです...。

体が硬いのも手伝って腰を曲げるたびに痛みが走るんですよ。

これやばいな〜と思って柔軟体操をするようになったんですが、あまり改善せず...。

なんとかならないもんかなぁ〜と打開策を模索中。

20歳前にして腰痛は流石にまずいですよね...((汗))

 

そして関東甲信は7月前にしてもう梅雨明けだそうです!!!

今日も本格的な夏到来を思わせるような日差しです。

連日30度を超える気温…。

東北出身には厳しすぎる気候です…まぁ東北でも夏は暑いんですがね(なんのこっちゃ笑

 

 

 

 

 

さてさて...今回のToday's Musicは個人的なブームが来ているアルバムを紹介。

60〜80年にかけてのヨーロッパのロック、俗にいうプログレッシブ・ロックのジャンルから出会った作品で「Tubular Bells(チューブラー・ベルズ)」というものがあります。

みなさんも一度は聴いたことがあるであろう、あのホラー映画の「エクソシスト」のテーマ曲です。

 

この楽曲を制作したのはイギリスのアーティスト、マイク・オールドフィールド

怪しげなピアノの旋律にパーカッション&ベースがどんどん絡んでいき、20分を超える尺を感じさせないほどの豊かな表現と壮大な世界観に圧倒されます。

しかも、驚くべきことにほぼ全ての楽器を自ら演奏、録音に録音を重ね「一人」だけで作り上げた作品だそうです...。

(この作品も個人的にかなり気に入っているんですが...多分後で記事にします笑)

 

そんな彼が1975年に発表したアルバムが今日紹介したい作品。

【マイク・オールドフィールド 初期の3部作】とまとめられている作品群の最終作に当たるアルバム「オマドーン」です。

ケルト音楽の美しさと民族音楽の力強さの融合と言いましょうか、とにかくこのアルバムでしか感じ得ない素晴らしい世界観を持っている作品です!!

 

 

 

 

 

 

1975年発表 / Mike Oldfield

 

『 Ommadawn 

 

 

 

***** List *****

 

1 . Ommadawn Part 1

2 . Ommadawn Part 2 ( / On Horseback)

 

**************

 

 

※「オマドーン」You Tube音源はこちら!!

Youtube [ Ommadawn ]

 

 

 

 

 

この作品も上記したような制作方法を取っており、ほぼすべての楽器を自ら演奏、録音、編曲しています。ゲストミュージシャンも迎えて制作していたようですが、ほぼ全て自分でやってしまうという正に三面六臂のアーティストですね。。。

「チューブラー・ベルズ」よりもより音楽性にまとまりが出たと言うか、全体的に一貫したコンセプトを持った作品に感じられます。

 

 

まず、Part1のイントロからしてただ事ではない(笑)雰囲気を感じますね〜!

ハープのような音色に美しいコーラスが響く、一回聴けばもう忘れられないようなインパクトを持っていると思います。耽美的とも言えるメロディー。

その主題にエレキギターの叫び声のような音色が絡むと演奏はヒートアップ。盛り上がりを見せた後に、パーカッションと笛、ピアノの音が響き合い穏やかに流れるようなメロディーを紡ぎます。

テンポがコロコロ変わったり、様々な弦楽器を用いている事もあって意外とバラエティーに富んだ楽曲になっています。核となるテーマを様々なアプローチで表現していて、それらが全く破綻することなく一つの曲にまとまっているのが驚きです。

笛の音とパーカッションの響きが印象に残りますが、リズムを生み出しているパーカッションが非常にいいアクセントになっています。民族音楽っぽい雰囲気と、マリンバの流れるようなメロディーと音色が非常に心地良く、且つ、楽曲に力強さを添えています。

 

 

Part2はPart1に比べ穏やかな印象。

パーカッションなしの、オルガン(?)とギターが揺蕩うような幻想的な演奏から始まります。やがてアコースティックギターの柔らかなアルペジオが聴こえてきて、そこへ優しくバグパイプの旋律が乗ります...。

《 草原、穏やかな昼下がり、雲が流れ日差しが移ろいゆく情景...。 》

そんな雰囲気。聴いていてとっても心が和む曲なんです...!

バグパイプを使っていることも手伝ってPart1同様に民族音楽っぽさもあり、アコースティック楽器をメインに使いながらも、随所で聴けるエレキギターのソロも最高にマッチしてます。

 

そしてPart2終了後の「On Horseback」なんですが、これが本当に珠玉の逸品!!!

Part2の「温かい日差しに包まれたのどかな草原」をイメージさせる世界観から続く「On Horseback(「馬の背にのって」的なニュアンス?)」はアコースティックギターにコーラスが絡んでいく楽曲なんですが、牧歌的な優しさと子供たちの美しいコーラスに只々感動してしまいます。

20分に迫る表題曲「Part1 / Part2」の後のエピローグという立ち位置になると思うんですが、あまりにも素晴らしい幕引き。

 

 

 

「山」「自然」を感じさせるスケールの大きいアルバム。

暖かさと優しさ、雄大さと神々しさを感じさせる、イギリスのトラッドミュージックの金字塔!!

 

 

 

イギリスのトラッドミュージックって本当に素敵なんですよね〜。

プログレッシブ・ロック界隈からこの「トラッドミュージック」のジャンルに入ったんですが、もっと色んな作品を聴いてみたいな〜とこの記事を書きながら思いました。

余談ですが、このアルバムを制作した「マイク・オールドフィールド」のプロデューサーでもありレコードエンジニアの「トム・ニューマン」が制作した『 Fairy Symfony (妖精交響曲)』というアルバムがあるんですが...これも最高の作品でして...後で記事にしたいと思います♪

 

 

 

というわけでまた次の更新でお会いしましょう!

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました(*^^*)

 

 

 

2018.06.30 written by masato