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日清 どん兵衛 きつねうどん(東)

「日清 どん兵衛 きつねうどん(東)」

推奨調理時間 熱湯5分 内容量 96g(めん74g) 435kcal 食塩相当量 4.7g

皆さんおなじみの日清のどん兵衛きつねうどんを紹介します。
今回紹介するのは東日本バージョンで、レギュラーサイズの丼型カップとしては3種類出ているきつねうどんのうちのひとつです。
東日本バージョンがリニューアルした(公式サイトでは9月上旬から順次とありますがもう出荷されているようです)のを機に改めて記事にしてみようと思いました。
以前からどん兵衛きつねうどんではうどんに存在する東西の味の嗜好の違いを反映させた商品作りをしていおり東西でつゆやお揚げ、七味の風味を違ったものにしていましたが、今回のリニューアルで麺、つゆ、具材、七味の全部が東西別仕様になりました。
鰹と宗田鰹の重ねだしと丸大豆醤油が上品に調和した味わい深いつゆとコシの強さをアップしたもっちりとしたつるみのあるうどんに丸大豆100%使用で醤油の旨味と甘みが感じられる油揚げがセールスポイントの一杯です。

 

カップの中に入っている粉末スープの小袋です。
先入れの粉末スープの部分と後入れの彩り七味の部分に区切られていますが、両者は一体化されています。
袋の色やデザインは特徴的ですが、ライバル商品である赤いきつねのスープの小袋と同じようなイメージです。

麺は平打ち風の縮れの少ないストレートタイプの油揚げ麺です。
どん兵衛シリーズではもうすっかりおなじみになったスタイルの麺です。
リニューアルで麺が変わったようですが見た感じには変化が感じられません。
きつねうどんのメインでこれがないと始まらない油揚げとかまぼこは麺とともにあらかじめカップの中にセットされています。
ここに粉末スープを加えてお湯を注ぎ5分で出来上がります。
粉末スープの袋についている彩り七味の部分は出来上がり後に加えます。


出来上がりはこんな感じになりました。
5分経過後ふたを開けて軽く表面を整えて飾り七味を加えて撮影しました。
実際食べる前にはよく麺をほぐして、スープをしっかりなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、こんぶエキス、大豆植物繊維、糖類などを合わせた油揚げ麺です。
平打ち風の幅広麺で縮れの少ないストレートタイプのうどん麺です。
どん兵衛シリーズではストレートタイプめんは導入当初はかなり否定的な意見もありましたが、今ではクオリティも上がりどん兵衛のうどんの特色の一つに挙げられるほどになりました。
今回東日本バージョンでは西日本バージョンと違った仕上がりになるような麺にリニューアルされており、素材構成は今までと同じようですが配合比は変更されているものと思われます。
従来よりコシの強めなものになっているようで、推奨調理時間の5分で口当たりがよくもっちり感とよくコシも今までよりコシも強めに感じるうどんに仕上がりました。
麺量は74gとレギュラーサイズの丼型カップ麺としては多めの部類に入り、ボリューム感もなかなかのものです。
原材料価格などの高騰で商品の販売価格も上がっていますが、どん兵衛のきつねうどんでは麺量に手を付けるリニューアルには踏み込んでおらず安定のボリューム感を保っています。

スープは食塩、糖類、魚粉、粉末しょうゆ、かつおぶし調味料、デキストリン、七味唐辛子、ねぎです。
今回のリニューアルは麺を中心にしたもののようで、スープの素材構成には変更はないようです。
東日本バージョンのスープは醤油の味が際立って濃い感じの印象がありますが、鰹や宗田鰹をはじめするだしの風味もスープの味を深める役割をしっかり果たしています。
スープの味は安心して味わえるおいしさで、どん兵衛の安定感を感じさせてくれます。

かやくは味付油揚げとかまぼこです。
実質的にはスープに含まれているねぎもかやくのようなものです。
油揚げは100%丸大豆を使用しており、大きさと厚みのあるボリューム感の高いものです。
東日本バージョンでは油揚げに醤油の旨味とほんのり甘みがしみこませてあり、スープに浸すとさらにおいしく味わえます。

安定の定番ともいえる一杯でも進化は続いていることを感じさせてくれる一杯です。
醤油の風味と合わせて鰹と宗田鰹の合わせだしの風味がよくきいたスープは案外いけると感じました。
麺までリニューアルされて東西で完全に別仕様となった今回のリニューアルは西日本バージョンではパッケージのみのリニューアルにとどまっており、もしかしたら東日本エリアでのテコ入れ策なのかもしれません。
うどんは西日本の味付の方が断然好みな私でも時々味わってみたくなる一杯です。
どん兵衛の東日本バージョンは基本的に新潟、長野、岐阜、三重以東の本州の東日本地域で幅広く販売されています。
いつも食べてるよという方のみならず、他のカップうどん派の方やどん兵衛久しぶりという方にも味わってみてほしい一杯で、西日本バージョンや北のどん兵衛と食べ比べてみるのも楽しそうです。
これが気になる方は東日本エリアのスーパーやコンビニのカップ麺売場に足を運んでみてください。
順次切り替えで一斉販売ではないので、2024年8月下旬時点では従来のバージョンもまだ多く見かけるので新バージョンを入手したい方はふたの部分やカップ側面の大きく書かれた東のロゴを参考にしてみてください。
ごちそうさまでした。



 

 

TOPVALU BESTPRICE BIGスパイシーカレーヌードル

「TOPVALU BESTPRICE BIGスパイシーカレーヌードル」

 

 

推奨調理時間 熱湯3分 内容量 120g(めん85g) 551kcal 食塩相当量 5.3g

イオングループのPBブランド「TOPVALU」の縦型カップ麺のBigサイズシリーズにカレー味の商品が加わりました。 
TOPVALUシリーズのカップ麺の定番商品はお手頃価格をアピールする商品群の「BESTPRICE」に位置付けられていますが、今までこのシリーズの多くの商品は長らくレギュラーサイズのみで商品展開されてきました。
2024年3月20日にヌードルシリーズの醤油味とシーフード味のBigサイズの商品が登場した際にカレー味のBigサイズ商品がなかったのを不思議に思っていましたが、2品に遅れること約5か月スパイシーカレーヌードルのBigサイズ商品が登場しました。
レギュラーサイズでは少し物足りない時でもお手頃価格でガッツリおいしく味わえるこの一杯は、麺量がレギュラーサイズの約1.33倍で玉ねぎのうまみにスパイスをきかせたカレー味のスープがセールスポイントです。
製造はレギュラーサイズの商品とは違って東日本明星の神戸工場が担当しています。

ふたを開けてお湯を注ぐ前のカップの中はこのような感じです。
麺、かやく、スープの素があらかじめセットされている縦型カップ麺の基本的なスタイルです。
醤油味やシーフード味のBigサイズの商品に比べるとカレースープの素が多く入っている分内容量は多めになっています。
カレースープの素に埋没しがちで若干わかりにくいですが、メーカーブランドの人気商品に真っ向から対抗しうるものだけにかやくの量感などはお手頃価格の商品にみられがちなチープ感はあまり感じさせないものになっています。
お湯を注ぐ前の時点の見た感じでは、割と大きめなかやくが結構たっぷり入っているように見えます。
ここにお湯を注ぎ3分で出来上がります。


出来上がりはこのような感じになりました。
3分経過後ふたを開け、表面の粉末スープを溶け込ませたほかはあまり手を加えない状態で撮影しました。
実際食べる前にはしっかり麺をほぐしスープをよくなじませています。

麺は小麦粉(国内製造)、パーム油、食塩、チキンエキス、チキン調味料、オニオン粉末、砂糖、加工油脂、大豆食物繊維、しょうゆ、香辛料などを合わせた油揚げタイプの麺です。
なぜかレギュラーサイズの商品と素材構成が少し違っておりオニオン粉末や大豆食物繊維が加わっています。
スパイシーカレー味の麺も先ごろ発売された2種類のビッグサイズと素材構成が同じなので、おそらくBIGサイズの3品目間で麺は同じものを使っているとみられます。
一方で若干ほかの味の麺と比べ少し太めにも見える気がしないでもなく、もしかしたら素材構成は同じでも太めの麺を採用している可能性もあります。
麺の形状としては縮れ付のついたヌードルタイプの麺は3分で口当たり滑らかな少しやわらかい感じに仕上がり、少しとろみのついたカレースープが絡んで飽きることなく食が進みます。
麺量は85gとレギュラーサイズの商品の約1.33倍の麺量でおそらく比較対象とされている日清カップヌードルBIGのカレー味と同等の麺量になっています。

スープは小麦粉、砂糖、豚脂、乳糖、カレー粉、食塩、フライドオニオン粉末、ばれいしょでん粉、ポテト粉末、香辛料、たん白加水分解物、デキストリン、香味調味料などをあわせたカレースープです。
成分構成はレギュラーサイズの商品と同じですが、構成品目の配合比など細部に若干の違いがあるようで成分表記の順番は微妙に異なります。
少しとろみが強めで麺にスープがよく絡むようなスープに仕上がっており、玉ねぎなどの甘みとカレーのスパイシーな辛さがおいしさを作り上げています。
比較対象として想定される日清カップヌードルカレーのスープと比べるとすこしとろみとスパイシー感が強めに感じます。
スパイシーと名乗っていますが辛さは多くの人に受けいれられそうなレベルなので、スパイシー感のあるカレーの旨味が心地よく味わえるものに仕上がっています。

かやくは味付豚肉、フライドポテト、フライドオニオン、にんじん、ねぎです。
カレー味のヌードルでも日清カップヌードルカレーが事実上の標準になっており具材の構成のイメージを作り上げた感があります。
この商品においてもカップヌードルカレーの影響を受けたかのような具材構成になっています。
レギュラーサイズの商品とかやくの品目構成は同じですが、構成比率が若干違っており重量比では味付豚肉が多めになっています。
ただ具材の量感についてはカレースープに埋没するように見えてしまうこともあり、しょうゆ味のBigサイズ商品に比べると若干寂しげにも感じるかもしれません。
とは言っても見た目ほどはかやくの量感は悪くなく、食べているとかやくによく遭遇するのでかやくもほどよく楽しめるようになっているので価格志向の商品にありがちな出来上がり時に感じられるチープ感や具材の量感の寂しげな感じはあまり感じられません。

トップバリュ「BESTPRICE」シリーズの縦型カップ麺でレギュラーサイズとBIGサイズの併売はこれで3品目目になりました。
最近の原材料費をはじめとする諸コストの高騰は価格志向の商品を直撃しており、レギュラーサイズのBESTPRICE商品も数年前に比べると値上げを余儀なくされています。
最近まではヌードルタイプのビッグサイズはメーカーブランド品がほぼ独占状態でしたが、レギュラーサイズですら大きく値上がりした昨今ではBIGサイズはさらに価格が上がっておりこの分野にも価格重視のニーズが高まってきたものと考えられます。
セブンプレミアムはコンビニ向けの縦型ヌードル商品にレギュラーサイズと同じ商品ラインナップでBIGサイズを投入していますが、イオンでは縦型ヌードルへのBIGサイズの投入には慎重さも感じられますがコンビニルートが中心のセブンプレミアム対しこちらの商品はイオングループ各社の販売チャネルを限定しないものになっています。
イオングループのスーパー、ディスカウント業態に加えミニストップでも幅広く取り扱いが行われており、ガッツリ大盛派のニーズを満たす態勢は整えられています。
メーカーブランドのBIGサイズヌードルも以前よりかなり店頭販売価格が上がっており、店舗により若干店頭販売価格が違うもののおおむね税別180円前後で入手できるので相対的な価格の優位性があります。
大盛派の方でブランドにこだわらず中身が充実していればよいと思う方には注目の一杯です。これが気になる方はお近くのイオングループのお店のカップ麺売場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
しょうゆ味とシーフード味に加え今回カレー味が加わったことで基本3品のBigサイズラインナップが整いさらに魅力が高まったこのシリーズの今後の展開に注目していきたいと思います。
これが気になる方はイオングループのお店のカップ麺売場(一部取り扱いがないチェーンもあるかも)に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ごちそうさまでした。







 

 

寿がきや みそ煮込うどん(丼カップ)

「寿がきや みそ煮込うどん(丼カップ)」

推奨調理時間 熱湯5分 内容量 106g(めん65g) 304kcal 食塩相当量 5.4g ノンフライ麺

寿がきやのみそ煮込うどんカップを紹介します。
名古屋を中心とする東海地方で親しまれているロングセラーのこの寿がきやのみそ煮込みうどんは袋麺の商品が人気ですが、手軽においしく味わえるカップめんタイプも袋麺にはない魅力があります。
カップめんタイプは寿がきや食品がテーブルマークグループの加ト吉水産から群馬県の工場を購入したあとの2021年11月に大規模リニューアルされています。
赤味噌やかつお節、ムロ節の名古屋だしを使用したコク深い濃厚スープともっちり食感のノンフライ麺がセールスポイントの一杯です。

カップの中にはかやく入り粉末スープ(先入れ)と液体スープ(後入れ)の2袋が入っています。

麺は伝統的なカップうどんによくあるスタイルの平打ち風縮れつきのノンフライ麺です。
以前の油揚げ麺タイプの麺と同じくらいの太さですが、もともとが一般的なカップうどんの麺より少し細い感じにも見えます。
ここにかやく入り粉末スープを入れお湯を注ぎ5分で出来上がります。
液体スープは湯煎をお勧めしたいのですが、湯煎は食べる環境によって困難な場合もあるので可能な限りふたの上であたためることをおすすめします。

出来上がりはこのような感じになりました。
5分経過後ふたを開けてまずはかやく入り粉末スープをなじませて溶け込ませると独特の色になった(まだとても薄い色です)スープになります。
そのあと軽く麺をほぐしつつ液体スープを加え、ある程度なじませて撮影したのがこの写真です。
実際食べる前に麺をしっかりほぐしてスープをよくなじませています、
前バージョンに比べると麺がほぐしやすくなった感じがします。

麺は小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、大豆食物繊維などを配合したノンフライタイプの麺で、カップうどんでは伝統的な平打ち風の縮れ付き麺です。
以前販売されていた油揚げ麺バージョンと違って麺の成分構成がかなりシンプルなものになっています。
ノンフライ麺になってコシの強さはほどよい感じになっているのですが、ちょっとコシが強めのうどんという感じにとどまっている感じがします。
実際にお店で出されているみそ煮込みうどんにはかなり特徴的な食感のものも多い気がしますが、それに比べるとまだクセの少ない食感だと思います。
カップ味噌煮込みうどんの麺ではクセのある感じの食感より一般的なうどんの麺に近づけたものにしているのかもしれません。
麺量は65gとレギュラーサイズの丼型カップ麺では標準的な量ですが、コシは強めなので食べごたえがあってボリューム感はなかなかのものだと思います。

スープは粉末スープと液体スープのダブルスープです。
かやくとともに入っている粉末スープが下味をつけて、みそダレの含まれた液体スープが味の決め手になっています。
みそ、しょうゆもろみ、食塩、魚介粉末、乳糖、チキンエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、酵母エキス、植物油脂などをあわせたみそ味仕立てのスープです。
赤みそに、ムロ節とかつお節のだしを合わせたコクととろみのみそ味仕立てスープがおいしく味わえるものに仕上がっています。
先ほどから比較対象にしている明星の麺神味噌煮込みうどんはかつおを中心としさばぶしを合わせた魚介のだしと豚の旨みを組み合わせただしに25%を八丁味噌で構成する味噌を合わせたスープになっており、こちらとはスープの味付に少し違いがあります。
こちらの味噌には八丁味噌の含有量などの言及はありませんが、スープを口に含むと魚介とチキンポークの旨みと赤みその作り出す独特の濃さと味わい深さが感じられます。
そしてスープを全部飲み干したらこの味がまた味わいたくなること間違いなしだと思います。

かやくは味付鶏肉、味付油揚げ、かまぼこ、ねぎ、たまごです。
かやく入り粉末スープでは成分表示はスープと一連で表示されているものが多いのですが、この商品では品目も多いからなのかかやくは別枠で成分表示されています。
かやくに採用されている具材は実際のみそ煮込みうどんにのイメージをふまえたものですが、それぞれの大きさは少しコンパクトな感じは否めません。
実際のみそ煮込みうどんは具材を入れて煮込むのもおいしさの一つだと思いますが、さすがにカップ麺ではそうもいかないのは残念なところです。
量に関しては少なからず多からずのような感じですが、欲を言えば鶏肉のカットを少し大きめにしてもっと存在感を高めてくれたらと思います。

スープは粉末スープと液体スープのダブルスープです。
みそ、しょうゆもろみ、食塩、デキストリン、魚介粉末、乳糖、チキンエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、酵母エキス、植物油脂などを合わせたみそ味仕立てです。
かやくとともに入っている粉末スープが下味をつけて、みそダレの含まれた液体スープが味の決め手になっています。
赤みそに、ムロ節とかつお節のだしを合わせたコクととろみのあるみそ味スープが独特のおいしさを作り出しています。
この独特の濃さと味わい深さがみそ煮込みうどんの魅力なんですが、なじみが薄い地域の方にはちょっと濃すぎると思う方も多いようです。
そしてスープを全部飲み干したらこの味がまた味わいたくなること間違いなしだと思います。

名古屋の味をカップ麺で再現しており、東海地域を中心に安定の人気を誇る一杯です。
スープの濃厚さは好みが分かれるところですが、これがおいしいと感じるとクセになってしまうこと間違いなしだと思います。
麺量や濃いめの味噌味スープは今までと変わらずにノンフライめん化されたことで低カロリー、減塩化を実現しています。
麺のコシは強めではありますが、お店で供されるものはある意味クセのある食感のものも多いのに比べるとあまりクセのない食感のうどんに仕上がっています。
みそ煮込みうどん自体地域性が高いものですが、普段からなじみがありよく食されている方にもあまりなじみがないけど興味がある方にもおいしく味わえるものに仕上がっています。
東海地方ではコンビニでも見かける定番の一杯ですが、スーパーの方が比較的簡単に手に入ると思いますので気になる方はお店に足を運んでみてください。
東海地方から離れるほど入手困難度は上がる可能性がありますが、見かけた際にはぜひ味わってみてほしい一杯です。
ごちそうさまでした。












 

 

SHOPPRES'PRICE だしが決め手のうどん

「SHOPPRES'PRICE だしが決め手のうどん」

推奨調理時間 熱湯5分 内容量 68g(めん60g) 307kcal 食塩相当量 4.6g

今回紹介するのはSHOPPRES'PRICEのだしが決め手のうどんです。
聞きなれれないブランドのカップ麺ですが、このブランドはCGCグループのオリジナルブランドで2024年から展開が始まったいつも使うもの、安心価格をテーマにしたブランドです。
大手チェーンに比べ規模の面で劣勢に立たされがちな地域スーパーが多く加盟するCGCグループの加盟メンバーから価格訴求力の高い商品群の要望が強まったことから新ブランドの展開が始まったようです。
原材料価格の高騰をはじめ人件費や物流費など諸コストの高騰が影響した物価高騰の中でも税別100円程度の店頭価格(店頭価格は加盟各社で独自に設定されています)で販売されているかなりお手頃な価格の一杯です。
鰹と煮干しのWだしで魚介の風味が楽しめるスープとしなやかでモチっとした食感の麺がセールスポイントの一杯です。
製造はCGCブランドのPBカップ麺を以前から多く手掛ける日清食品で、下関工場と関西工場で製造されています。

 

カップの中には粉末スープ(先入れ)が一袋入っています。
お手頃価格の商品なので七味唐辛子は付属していません。

粉末スープを取りだしたあとのカップの中はこのような感じです。
きつねうどんのような大きなお揚げが入っているわけでもなく、かやくらしいかやくがあるわけでもないかなり割り切った感じのシンプルなスタイルです。
麺はいわゆるストレートタイプのものではなく、軽く縮れのついているタイプの平打ち風油揚げの麺です。
カップうどんによくあるスタイルの麺なので、特に麺に特徴があるわけでもありません。
ここに粉末スープを加えてお湯を注ぎ5分で出来上がります。

 


出来上がりはこのような感じになりました。
5分経過後ふたを開けて麺をしっかりほぐし、スープをよくなじませて撮影しました。
かやくがほぼないに近い割り切った感じなのですぐ食べ始めることができます。

麺は小麦粉(k網内製造)、植物油脂、食塩を配合した軽く縮れのついた平打ち風の油揚げ麺です。
日清食品の主力ブランドどん兵衛シリーズとは麺の形状や成分が若干異なりますが、以前日清食品が販売していた日清御膳シリーズのうどん麺がこの麺と成分や麺の形状が似通っています。
5分仕上げでしなやかさともちもちとした食感の麺に仕上がります。
お手頃価格のうどん一般的なカップうどんの麺に比べると少し麺の厚みが控えめな感じがしました(印象によるものなので実際は定かではありません)。
麺量は60gで人気商品と比較すると赤いきつねやどん兵衛のきつねうどんの約8割程度の麺量です。
大手チェーンのPBカップうどんには人気商品と肩を並べる麺量の商品もありますが、お手頃価格の商品の多くは麺量60gのものが多いので極度に麺量が少ないということもありません。

スープは食塩、糖類、粉末しょうゆ、魚粉(かつお、いわし、むろあじ)、かつおぶし調味料、香辛料、ねぎ、たん白加水分解物などを合わせた醤油味仕立てです。
PBカップ麺のうどんでは関西風の味付けのものが多いように感じますが、これは関西風ではないようです。
最近はPB商品でもスープの味を東日本、西日本でわけているものもありますが、これは全国的に同じ仕様で販売されているようです。
鰹と煮干しのWだしで魚介の風味を感じる濃いめのしょうゆ味スープですが、醤油のキレが強めな感じではなくだしの旨味もおいしく味わえるものに仕上がっています。

残念ながらかやくはありません。
スープに含まれるねぎが実質的にかやくとみなされそうですが、スープの袋もかやく入り粉末スープという容器でもないくらい微々たる存在です。
仕上がり時の写真でもねぎの姿はまばらなのでこれをかやくと呼んでいいのかどうか判断に困る感じは否めません。
イオンの価格訴求型のPBカップうどんでもここまで割り切った感はないので、いくらお手頃価格とは言えここまで割り切った感じなのはある意味思い切った感じはします。

いろんなものの価格が高騰する中、お手頃価格の商品への注目が高まっています。
今までであれば激安といえそうなかなり割り切った作りの商品が今やお手頃価格の商品といってもよさそうな感じです。
従来のPBカップ麺はある程度大手メーカーの人気商品を意識しつつの商品作りをしていましたが、相対的な価格優位性は揺るがないものの以前より割高に感じる人も増えてきたようですv。
そこのニーズにこたえるべく割り切った作りながらさらにお手頃な価格の商品として登場したのがこの一杯です。
実際食べてみると少し寂しげな感じがしないでもありませんが、これで十分な場面も多いのかもしれません。
その時の気分や経済状況に応じていろいろ選べる幅を広げるという面でもこのような価格を前面に打ち出した商品も広がりを見せていくのかもしれません。
これが気になる方はお近くのCGCグループ加盟のスーパーに足を運んでみてはいかがでしょうか?
なお商品の導入状況は加盟企業によって異なるのでなかなかお目にかかれない可能性もありそうです。
ごちそうさまでした。
 


 

 

ニュータッチ 凄麺 長崎ちゃんぽん

「ニュータッチ 凄麺 長崎ちゃんぽん」

推奨調理時間 熱湯5分 内容量 121g(めん65g) 382kcal 食塩相当量 7.0g ノンフライ麺

今回紹介するのはニュータッチ凄麺シリーズのの長崎ちゃんぽんです。
2023年8月にリニューアルされたこの商品は、2018年8月に発売開始されて何度かリニューアルを重ねつつ今年で6年目を迎えました。
もっちりした極太麺仕様のノンフライ麺と、ポークと魚介と野菜のうまみを贅沢にきかせたスープがセールスポイントの一杯です。
今バージョンではかやくを見直し見た目の彩りとボリューム感を高めているほかスープが液体スープに変わっています。
また長崎市の協力を得てパッケージデザインに長崎の名所の写真を使用したり、凄麺シリーズのふたの裏のコラム「ふたの裏ばなし」でも長崎市の魅力を発信しておりちゃんぽん発祥の地とされる長崎の魅力を高める取り組みも行われています。

カップの中に入っている小袋はかやく(先入れ)、液体スープ(後入れ)の2袋が入っています。
以前のバージョンでは粉末スープと調味油(いずれも後入れ)の構成でしたが、今回液体スープに変更することでスープと調味油を統合しています。

お湯を注ぐ前の麺はこのような感じです。
太めで見た感じには軽く縮れがついた感じの麺で、お湯を注ぐ前でも結構太く見えており出来上がりが期待できそうです。
ここにかやくを入れてお湯を注ぎ5分で出来上がります。
液体スープはふたの上であたためておくことをお勧めします。


出来上がりはこのような感じになりました。
5分経過後ふたを開けてかやくが沈まないように気をつかいながら麺をよくほぐし、液体スープを加えある程度なじませて撮影しました。
実際食べる前には食べる前にもう少し麺をしっかりほぐしています。

麺は小麦粉(国内製造)、食塩、大豆食物繊維を配合したノンフライタイプの極太麺です。
麺の材質構成は前のバージョンと変わっておらず、おそらく前バージョンと大きく変わった点はなさそうです。
5分で軽く縮れのついたしっかりした太さの麺に仕上がり、もっちり感があって食べごたえがあります。
麺量は65gとレギュラーサイズの丼型カップでは標準的なレベルですが、麺が太くて食べごたえがあるので麺量の数字以上のボリューム感を感じます。
麺のクオリティに定評のある凄麺シリーズならではの麺の質感はなかなかのものです。

スープはポークエキス、食塩、食用風味油、粉末油脂、動物油脂、糖類、魚介エキス、植物油脂、しょうゆ、香辛料、キャベツエキス、鰹節粉末、ニンニクペースト、酵母エキス、シイタケエキス、いか粉末、ジンジャーエキスなどを合わせた白湯ちゃんぽんスープです。
以前のバージョンと大きく変わった点は粉末スープと調味油という構成から液体スープに変わったことです。
液体スープになったことで仕上げ時になじませるのが簡単になったこともメリットとして挙げられます。
スープの素材構成も以前と少し変わっており、ポークと魚介野菜の旨味を贅沢にきかせたスープのうまみがさらに深まっています。
コクがしっかり感じられ、ポークベースの白湯スープながらもとんこつラーメンのスープほどこってりでもなく濃厚感がありながら少しさらっとした感じのおいしさが楽しめます。

かやくはキャベツ、えび団子、コーン、かまぼこ、キクラゲです。
写真では具が少しスープの中に埋没しているため、少し寂しげに見えるかもしれませんが実際食べてみるとこの見た目以上にかやくが入っているのは実感できると思います。
リニューアル前と比べかやくの品目が1種類減って5種類の具材になり、残念ながらイカがカットされてしまったので魚介系のかやくは練り物だけになってしまいました。
かやくの品目を厳選した分はクオリティを上げる方向に振っており、以前から食感のよかったキャベツはもとよりえび団子が少し大きめになったりキクラゲの質感もよい感じになっています。
個人的にはキクラゲの食感がしっかり楽しめるのは好印象です。

コクのあるスープとボリューム感のある具材、それに極太麺の質感の高さが満足感を高めてくれる一杯です。
もちろん濃厚感は感じられますが、スープが少しさらっとしているように感じるので、こってりスープ派にはやや物足りないかもしれません。
本場の長崎ちゃんぽんではこのような感じのスープもよく見られるので本場のイメージをうまくカップ麺で再現していると感じます。
全国で安定的に入手可能なちゃんぽんのカップ麺が増えてきましたが、PB商品など価格志向のものも多くこの一杯は少し価格は高めなものの満足感は十分感じられるものに仕上がっているので個人的にもおすすめの一杯です。
店頭での販売価格も少し高めですが、極端に高いものではないので思い切って一度はお試しになってみることをお勧めします。
長崎ちゃんぽんの人気店とのコラボ商品ではないので何かモデルになった味があるのか定かではありませんが、長崎のちゃんぽんのイメージをうまく再現した一杯です。
長崎ちゃんぽんファンなら何度もリピートしたくなるようなものに仕上がっていると思います。
ごちそうさまでした。