嫁さんと車で家に帰っていたら、道端で老婆二人が座り込んでいた。様子が尋常でないので、嫁さんが車から降り どうしたのかを見ると一人が気を失い、もう一人がそれを介抱しているものだった。
気を失っている方は 声掛けしても何も応えず ぐったりしている。これはいけない、と嫁さんはすぐ119番した。消防からは、息をしているか? 問いかけに返事するか? など容態に関することや、歳は幾つくらいか? どうしてそうなったのか,などと電話口で矢継ぎ早に聞いてくる。
そう いろいろ聞かれても こちらは通りすがりの身である。老婆がひっくり返っているという以上のことは分からない。介抱していた婆さんだって同じことで、遠目からも何か様子がおかしいと思ったことから始まったみたいだ。
消防と5分間も問答した後、すぐに救急車が来た。間の悪いことにひっくり返っていた婆さんは その直前に正気に戻り、救急隊員とは普通に応答していた。もう少し寝ててくれたら、緊急コールにも納得してくれただろうに・・・ それでも容体チェックのためか 婆さんは救急車に乗せられ、どっかの病院(?)へ運ばれていった。
教訓としては、歳とった婆さんは地べたでも どこででもひっくりかえるということか。グランドマザーというだけに・・
ところで、嫁さんが救急に電話をした際、その時 婆さんはまだ呼吸をしていたが、聴取を終えた後に、もし息をしなくなったら 再度 電話を入れてほしいと言われたらしい。付き添いの看護婦でもないのに、なんでそこまで… と憤慨していた。