【スイスの実質金利】
日本の政策金利0.5% 実質金利-2.4%
スイスの政策金利 0% 実質金利0.25%~0.4%
なぜスイスは、0%で日本は0.5%なのに日本はマイナス金利なのだろうか?
実質金利は、政策金利からインフレ率を差し引いた数値が「実質金利」となりますのでインフレ率0.4程度のスイスの実質金利は、日本の方がマイナス幅が大きいと言うことになります。
ちなみに日本のインフレは、2%後半から3%で推移しています。
スイス中央銀行は、デフレ圧力を緩和させるために0金利とし日本銀行は、円安の影響でインフレが発生し金利を上げるがインフレ率を上回る事ができずに実質金利がマイナスの状態から脱却できずにいるワケです。
次に経常収支を見てみるとスイスの貿易収支は、スイスのブランド力が安定的に支持を受けフラン高局面でも黒字を維持しています。
よく日本では「価格転嫁できないので困っている」と聞きますが、ブランド力が弱くマーケットに支持されていないからです。ここをよく理解する必要があります。
現実から目を背けることなくマーケットに耳を傾ける努力を一層しなければならないと考えます。
そして日本の現状ですが・・・
海外資産や利息配当が主な稼ぎ手になっており実質金利マイナスの影響もあり国外で稼いだ資金は、国外で再投資され両替されていない様子です。
更に以前から指摘している様に変化への対応が遅れ「デジタル赤字」を中心にサービス収支も赤字基調となっています。
もう一つの背景が「住宅」です。スイスは、日本の人口減少と逆に生産年齢人口が増加しています。
ここに住宅ニーズがあるわけで現在の金融政策下で、住宅購入しやすいベースを国が作っていて消費と共に底堅い展開になっています。
更にもう一つの背景に総輸入に占める「鉱物燃料費」です。
これは、板橋区議会第三回定例会で私から本会議の場で皆さんに説明をさせて頂きました。我が国は原子力発電を8.5%に抑えており、よって火力発電が68.6%です。火力発電の内訳は、LNG(天然ガス)が32.8%、石炭が28.4%、石油が7.2%です。
実に我が国の総輸入品目のうち16.6%が鉱物燃料費となっています。
当然、エネルギー価格の上昇は、調達コスト高👆特に 為替の 影響・地政学的な影響が 主なファクターとなります。
ちなみに、スイスは水力60%原子力30%で鉱物燃料費は5%です。
ここもインフレ率に重く伸し掛かっています。
これらの財力に加え歴史的なフラン高と有事の避難先としての認知度・安定度が後押しをし政策金利0でも実質金利がプラスの合理的な金融政策を続けています。
この様な成功事例と戦略をしっかりと学ばないと板橋区政における産業経済政策に口を出せません。
執行機関よりも先を歩み・多くを学んだ上で、板橋区議会の中で進言し各議員と議論してていく事が重要です。
正に板橋区議会議員の使命であります。引き続き第四回定例会の中で各議員に話しかけ議論してまいりたいと考えています。
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