【板橋区の資金運用について】
板橋区では、基金に属する現金の長期的な運用として、令和2年度より債券運用を実施しています。
債券は、令和2年度に10億円、令和3年度に8億円、令和4年度に7億円を購入し、債券合計127億円分保有しています。
運用方針や計画が立てられていまして・・・
中でも債券購入に当たっては、減債基金の現在高約75億円を保有上限の目安として財政課と協議して、年度ごとに購入額を決定しています。
そこで、さらに踏み込んで独自財源の確保について研究してみませんかという提案をしています。
ご紹介したいのが「ソブリン・ウェルス・ファンド」これは日本国内ではやっていませんが、海外では積極的にやっている手法です。
例えば、シンガポール。
シンガポールでは、政府投資公社GICという組織があります。
日本の不動産にも積極的に投資を行っていまして、20年で100倍にした実績もあります。
20年のリターンの年率は4.9%で運用が行われているということです。
これは、シンガポール政府の国家予算の約15%をこれで賄われているということで、やりようによってはしっかり独自財源を確保できる手法です。
ちょっと話はこのファンドではありませんが、千歳市。
視察に行ってきましたが「ふるさと納税で」全国27位で、都道府県内順位で5位、令和3年度の実績は40億円ということです。
一般会計469億円の自治体で40億円もこうした独自財源の確保というのをやっている例もあります。
これはファンドの運用ではありませんが、積極的に独自財源の確保を行っている自治体もあるわけですが・・・
板橋区の場合、逆に流出過多になっています。
さて現在、板橋区では・・・
板橋区資金運用方針に基づいて、安全性を最重要視し、収益性にも考慮した最も確実かつ効率的な資金運用を行うこととしています。
この辺りの政策、区長の施政方針では、言及がありませんでした。
板橋区は、東京都からの財政調整金依存度が高いワケで施策の独自性が低くなります。
ワタクシだったら…☝️
資金運用部を組織して、職員の専門知識の向上及び組織におけるノウハウの蓄積を行い、板橋区が保有する資金の保管、運用方法として、安全性の確保を重視しながら…。
その中で流動性、効率性を確保するため、預金による短期的な運用と債券による長期的な運用を組み合わせ、テクニカルかつ、積極的な運用にチャレンジしますね。
この利益を社会保障維持に使っていくことにより、区民の心理的安全性を向上させ、区民福祉の安定化を進めますね。
この様な提案もしています。
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