食品廃棄物(食品ロス)の問題について

日本では、食べられるのに捨てられている食品が523万tと推計されていまして、日本の人口1人当たり毎日おにぎり1個を捨てている計算になるそうです。

 

食料自給率、カロリーベースでは38%で、食料の多くを海外からの輸入に依存している状況です。

また、世界の食料廃棄量は年間13億tで人間の消費のために生産された食料のおよそ3分の1を廃棄しているのが現状です。

 

このように食料を大量に生産、輸入している我が国でありますが・・・

 

一方で、その多くを捨てているという現実があるわけです。

 

経済の観点では、食料を輸入に頼る一方で、多くの食料を食べずに廃棄している現状は問題であるとの認識で行政も取り組みをはじめています。

 

そこで、私が今回注目している事業に「いたばしみんなの食べきりチャレンジ」という事業があります。

 



こうした現状を知っていただくという視点からも、非常にいいチャレンジだと思っておりますが、その成果は、未知数だと思います。

 

現在、忘年会シーズン真っ只中ですが・・・

年が明けると新年会シーズンインします。

新年会、賀詞交歓ですから・・・

食べるというよりもお話しするほうが重要で、そのお話ししている時間の中で、食べるタイミングを逸してしまう事があります。

 

そこで私は、今年の予算委員会で「食品ロス」を取り上げ、例えば区関連団体が行う宴席では、お弁当形式を採用する等の展開をしたらいかがかと提案しています。

 

その後、議会の特別委員会でも「食品ロス」について、議論がされています。

議会も本気で取り組むのか?注視しています。

 

既にお弁当形式で新年会をやっているところもありまして、自分の分を用意されれば、それは持って帰りますから、持って帰れば家で食べたりします。

 

区の答弁では、宴席が多い年末年始の食品ロス削減対策として「いたばしみんなの食べきりチャレンジ月間」を実施するほか、区公式サイト等では、乾杯後の30分間は席を立たず、閉会の10分前には自席に戻って、それぞれ料理を楽しむ3010運動の周知に努めているところだと言います。

 

これで食品ロスが減るでしょうか? 

成果は、未知数です。

 

区役所がやるこの事業、本気でやるならば、成果を数字で上げなければならないと考えます。

 

本気でやるのか?

それとも、経済を優先するのか?

 

選択肢は、このどちらかしかないと思います。

板橋区の本気度が、試される事業だと思います。

 

元山よしゆき

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