エンド・オブ・パリ | 回~kai~
2013-12-23 00:58:56

エンド・オブ・パリ

テーマ:ブログ
いよいよ帰国が3日後となりました。

半年という長い様な短い様な期間だったフランスでの生活が終わろうとしています。
きっと約1ヶ月ごとに移動して廻り、その各地での出来事出来事にとても集中した為、なにかゆったりしている様で気の抜けない半年間だったと実感しています。

最後の研修内容である、パリを拠点にするシアターカンパニーVIVARIUM STUDIOさんにお世話になりながらレジデンス兼パフォーマンスを先週なんとか無事に終え、今は残りのパリ生活を楽しみながら日本での活動の準備をしています。
そしてその先週パフォーマンスを終えた作品について少し_____、
モンペリエでの研修を終え11/8にパリに戻ってきて、カンパニーの事務所をお借りしての新作の制作を始めました。
モンペリエでのなんとも集中力のいる生活にエネルギーを使い果たしていて、新作の内容も何も頭に浮かんでいなかったし、パリに戻ってきた安心感もあり、いざ始めようとした時には本当に行き詰まりました。。
というより、スケージュールの内容が各時期で全く異なるので創る感覚が全く無くなっていて、自分が自分の作品を通して何がやりたくて、自分がどんなカラーを持っているのさえ分からなくなりました。
また、ここ3年ぐらいずーっと一人で作品を考えているのでその限界も感じました。ましてや生活の周りには知り合ったばかりの人達で、本当に一人なのです。分かり易く言うと完全に素材が私の「1」しかなくて、その「1」自体から何も発する者が無かったら結果「0」みたいな最悪な状態になっていました。
場所をお借りしているカンパニーのメンバーもフェスティバルシーズンでとても忙しく相談出来る状況でもなく、、今までもさほど変わらない環境にいたはずなのに環境と自分の状態によってこんなにも変わるのかと愕然としていました。
パフォーマンス公開は私の判断で決めて良かったので、何度も今回は創るのをやめようと思いましたが、でも創作しない生活を想像した時に沢山の作品を観てインプットするだけの生活は考えられませんでした。うまくインプットしながらそれを出す事で色々観た経験が生かされると思うので。とにかくフェスティバルの作品を観賞して毎日夜中まで考えて何も出てこない日が2週間ぐらい続きました。
出て来るアイディアも映像の奇麗なものだけだったりして、却下却下却下!が続き。結局ゼロに戻してカメラを持って夜の町を歩きました。とにかく自分んが撮りたいものを撮って後で見返えす毎日。
自分が常に持っている概念や思いなどは捨て、そのパリの夜の町に見えたものにイメージをプラスして出来たのが今回の作品です。
パリの素材を作品に入れて作ってみたいという思いはあったので、結果的にいたって自然な結果になったのかな、と思います______。
外で撮影をしていると、前を通る人が頭が被りそうになったらごめん!というサインを出すので私も黙ってグーサインを出したり、ゆっくり近づいてきて私の撮っているものをじーっと見て「ビアン(いいね)」と頷きながら親指立てながら去っていったり(景色の変わらない空き地を撮っているだけなのに 笑)。歩道の床に付いているペンキやちょっとした工事の後の数字の後とかを撮ってた時は、すれ違う人が何がそこにあるのか?という凄いびっくりした顔で2度見していました、、。
フランスのもので日本に帰ったら恋しくなるものは?と聞かれたらパンと人々と答えますね。笑 私の感じ方だと日本だと人々は”撮る行為”に対してのリアクションをとるけど、こっちだと”撮る内容”が気になる感じ。
今後どこに住むのか、どこで作品を作ってどこで発表するのかなど色々考えて、さほどどこでも変わらないという思いの一方、やっぱり”ちょーっと”違ってくると感じています。私にとっては上に書いた様なそういう周りの人々のリアクションや生き方を感じるのが最高に気持ちよくてたまらないです。
規制の中で生まれる良い日本のモノ、自由の中で生まれる海外の良いモノ。結局はどちらも魅力的な分とてもとても難しい選択です。

本当はパフォーマンスをカンパニーの小さな事務所で公開しようと話だったのですが、主催のフィリップのお気遣いでなんとパリでも有名なダンススタジオ兼シアターをお借りする事で出来たのです。5日前ぐらいに下見に行った時に幾つかスタジオを見せてもらい、そこで出会ったのが”studio off”でした。ここがなんと完全なるガレージで、25m×19m、高さ2mというなんともだだっ広いガレージ。もちろん床はコンクリート。でも雰囲気が今回の作品にぴったり過ぎて、そこを使いたいと即決しました。夕方までレンタルが入っていたものの、スタッフの人が交渉してくれたみたいで何と昼過ぎから使えることになり、もう、本当に感謝でした、、_________。
当日、VIVARIUM STUDIOカンパニーのテクニシャンのマークと2人での仕込みが始まりました。もうそれはそれはだだっ広いスペースを自由自在に作っていく作業は楽しかったです。テクニカル機材がとても充実しているので彼の意見を聞きながらあ~かなこ~かなと「1回限りの本番だから」という言葉を何度も発しながら、なんとか4時間ぐらいで仕込み終了。
これがそのstudio off↓


本番までの2週間ぐらい微熱&鼻水&咳のしつこい風邪に襲われた為、本当に危機一髪で乗り切りました、、、。
いつもいつも新作は未完成過ぎて反省ですが、でも何か種が見えるようにはしたいといつも思うのです。
そんな種を見出だして頂きフランスにも来れている訳ですが、またその種を拾って下さったのか、今回ここのスタジオのディレクターの方が来年のここの施設で行われるフェスティバルで再演して欲しいという話を頂きました。70代ぐらいの年配の女性の方で、この作品と空間が合っているという彼女の意見が私と同じ感覚だったので、本当に心から嬉しかったです______。

こういう大きいものから小さいものまでの色々な出来事が進む力を与えてくれたフランス研修でした。
孤独を大きく感じた分、何か与えられた時の幸せが一気に孤独の意味を肯定してくれる様で。
今回久々に本当に人が恋しくなったけど、もう少し頑張って自分と向き合って確立していかねばです。
ダンス以外でも技術を上げないといけない課題も山積みです、、。言葉、映像、テクニカル、助成申請、、。

カンパニーという形をとりたい夢を捨てずに(あくまで夢です、、)_______来年は日本で近くにある課題からしっかり取り組もうと思います。


そして!
来月13日は母校である大東文化大学モダンダンス部の創立35周年記念公演(東京芸術劇場)です!!!皆に会えます!!!私もソロで参加させて頂きます。
※詳細は是非こちらから>>>http://daitobunkadance.web.fc2.com/35th/index.html
予約承っております!

休んでる暇はありませんがとにかく帰国して日本のお蕎麦食べて頑張ります!



フランスでの全ての出逢いと助けにMerci beaucoup____________***

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