ロックンロールをかき鳴らせ! リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング | Mの国より愛を込めて

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今までにないノリの楽曲で瞬く間に注目を集めたリチャード

彼が生み出したロックンロールは世界中を震撼させる

しかし、当のリチャードは引退宣言をするが?

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2024年5月19日

映画館 キネマ館

 

音楽のジャンルとして非常に人気のあるロック。

とはいえ、元々はロックンロールが大本であり、その代名詞と言えばやはりエルビス・プレスリー。

が、そのエルビスより前にロックンロールを始めた存在がリトル・リチャード。

本作はそんな彼の半生をドキュメンタリー作品としたのが本作。

コレを見ればロックンロールが分かる?

 

ポイント

 

本作のポイントは革新と保守のはざま

 

決して恵まれた環境と言えない状況で育ったリチャード。

生きるためにゴスペルやブルースに携わり、それらをミックスしたロックンロールを生み出していく。

ロックンロールはエルビスが取り入れた事で一躍有名になるも当のリチャードは人気絶頂の折突如引退。

カトリックに傾倒しロックンロールを捨てるも、彼の音楽のセンスは制約を嫌がっていた。

 

ロックンロールの開祖が目指した音楽とは?

 

ミュージシャンの半生はどれも波乱万丈ですが、リトル・リチャードの半生はまさに波乱万丈。

活動時期も長かったこともあり、ロックンロールを生み出した革新者であると同時に宗教に傾倒する保守の思考も併せ持つという変わり種。

しかもゲイであるという事も彼の存在の複雑さを現しています。

 

見どころ

 

本作の見どころは蘇りしロックンロール。

宗教に傾倒し一時期はロックンロールを封印するも、懐事情により再びカムバックするリチャード。

元々目立つことを重要視していた彼だけど、より目立つ姿でパフォーマンスすることに。

流石ロックンロールです。

 

気になった点

 

気になった点は晩年の活躍の紹介が乏しい事。

尺の都合晩年の活動は殆どカットされていたりします。

まあミュージシャンにとって余生はオマケみたいなものなのかも。

 

この時代のミュージシャンでは珍しく麻薬に溺れなかったこともあり、非常に長い活動時期を誇るリトル・リチャード。

ロックンロール並びにロックを語るには彼の存在は欠かせないとも言えます。

非常に大きな存在だったことを改めて感じた次第です。

 

 

 

ロックンロールといえばエルヴィスという感があります。

とはいえ、大成しなかったのは流石に惜しいというべきか。