レゲエ発祥の地ジャマイカで開催されたライブイベント
そのメインイベントとして登場したボブ・マーリー
そして、これが彼がジャマイカでの最後のライブとなる
鑑賞日 2024年4月28日
映画館 キネマ館
20世紀に誕生した音楽ジャンル「レゲエ」
南米ジャマイカ発祥と言われ、スカやソウルの影響を受け独自のリズムを感じる音楽となっています。
そんなレゲエを一躍有名にしたのがボブ・マーリー、本作はそんな彼が出演したライブイベント「レゲエ・サンスプラッシュ」の様子を映したドキュメンタリーとなっています。
ポイント
本作のポイントはレゲエの本質。
ジャマイカで開催されたレゲエ・サンスプラッシュ。
多くのレゲエミュージシャンたちが集う中、多くの人々の注目を集めたのがボブ・マーリー。
彼の音楽に多くの観客が酔いしれていた。
一方、当時から貧困にあえぐジャマイカはレゲエにその反骨の魂を乗せていた。
レゲエは彼らに何をもたらすか?
本作はレゲエミュージシャンたちの演奏とインタビューで構成されています。
レゲエで一括りにさえていますが、楽曲によってはソウルミュージックに近い演奏も。
そして、インタビューですが、レゲエの重要なファクターとしてマリファナ(大麻)と上げていたのが特徴。
ヤクを決めてノリノリになればそりゃヤバイ音楽と言われます。
見どころ
見どころは中盤、ボブ・マーリーのライブ。
他のメンツも非常に良い演奏をしてるのですが、やはりボブ・マーリーがメインであることを印象づけます。
まあ、一人だけバックコーラスが入っているのでそりゃ目立つよね。
気になった点
気になった点は映像と音質があまり良くない事。
元々半世紀近く前のライブ映像のため、フィルムの状態は悪くないとはいえ、質があまり良くないようで。
妙な線が入ったりしています。
レゲエという音楽を知るにはうってつけの本作。
他の音楽ジャンルと比べ非常に個性的な背景が分かる内容となっています。
レゲエは知らなくても音楽や文化に興味がある人は是非とも見たい作品です。
レゲエを題材にした作品という事でチョイス。
イギリスに移住したジャマイカの人々の悲哀の話となっています。