自由奔放に生きてきたポール
黒人のジョニーと仲良くなるもそのことが問題行動に発展
そこで両親はポールをエリート校に転入させるが?
鑑賞日 2023年6月15日
映画館 キネマ館
PG12対象
麻薬使用を思わせる描写。
いつの時代にも悩ませるものそれは子どもの育て方。
もっとも、これに正解がないからこそ様々な子育て対策が行われている事かと。
本作はそんな子育てが題材?となっている作品。
少年に恐怖と混乱で従順を迫るけど?
本作のポイントは責任の目覚め。
公立小学校で自由奔放に生きてきたピーターは新学期に浪人させられたジョニーと仲良くなる。
様々な悪い遊びを覚えるも、そのことが学校にバレ、ピーターは転校を余儀なくされる。
しかし、新しい学校ではルールに厳しく次第にピーターはストレスが溜まっていった。
果たしてピーターは息苦しい生活を耐えられるか?
冒頭はピーターのわがままっぷりが非常に際立っているのですが、中盤以降ルールに厳しい学校に転入すると生活が激変。
責任が重くのしかかることに。
子どもだからそこまで無理しなくても・・と思いますが、これもより良い未来のため?
見どころは中盤、祖父とのひと時。
ピーターにとって最大の理解者である祖父。
そんな祖父とおもちゃのロケットを打ち上げるけど?
非常に含蓄に富んだ会話となっています。
気になった点はアートの要素が薄い事。
ピーター自身美術に興味を持ち、舞台となる80年代はヒッピホップを含めた新たな黒人文化が生まれた時代。
本作のタイトルロゴにもそれが現れているのですが、もう少し踏み込んでも良かったのかも。
まだ黒人に対する差別が根強かった80年代が舞台となっている本作。
責任が追及されたピーターに待ち受けていた現実は・・
やっぱり子どもは広々育てた方がよいようで。
同じく80年代の文化を題材にした作品。
当時の黒人文化を知れる作品となっています。

