奇妙な事件を捜査していたマーチは示談屋のヒーリーと遭遇
ヒーリーはマーチを脅すも、依頼人が姿を消してしまう
そこでマーチに依頼し探してもらう事になるが?
鑑賞日 H29.4.9
映画館 キネマ館
PG12対象
全裸描写
麻薬使用を思わせる描写
今をときめく俳優といえばライアン・ゴズリンズ。
ラ・ラ・ランドで一役スターダムにのし上がったのは以下省略。
そんな、ライアンがスターダムにのし上がる直前(というか同時期)に撮影していたと思われるのが本作。
しかも共演はラッセル・クロウとこれまた豪華な作品、まあ単館系の映画なんですけどねー
だが、それがいい。
本作のポイントは謎の失踪事件。
妻に先立たれてから娘のホリーに心配されっぱなしのマーチ。
探偵である彼は依頼主の老婆の孫であるポルノ女優を探すも、彼女は依頼を受ける前に交通事故で死亡していたが、老婆は彼女が死んだあとに見かけたという。
捜査を続ける中アメリアという女性を突き止めたマーチだったが、アメリアに依頼された示談屋のヒーリーに襲われ怪我をしてしまう。
しかし、当のアメリアが逃走してしまい、またヒーリーも怪しげな輩に襲われてしまう。
事の真相を確かめるためアメリアを探すヒーリー、そこでマーチに話を持っていき奇妙な共同捜査が始まる。
捜査を進める中次第に明らかになるアメリアの奇妙な行動、そして母親であるジュディスから彼女の捜査の依頼を受けるが?
果たしてマーチとヒーリーはアメリアを探し出し、事件の真相にたどり着けるのか?
というわけで一応推理モノとも言えなくない作品なのですが
とにかくマーチがヘッポコすぎる
お酒に目が無く、タダ酒が飲めれば大満足。
挙句の果ては酔っぱらって七転八倒の大騒動を巻き起こすトラブルメーカーです。
こんな情けないマーチですが、娘のホリーは実にできた子。
というかマーチより優秀で彼女と拳でカタを付けるヒーリーで捜査をすればあっさり完結したかも。
とはいえ、ヒーリーもホリーが枷になっていくのですが?
見どころは中盤、パーティーで探索。
アメリアらが作っていたのがポルノ映画と判明したマーチとヒーリーはその関係者が参加するパーティーに忍び込むことに。
必至に探すヒーリーとは裏腹にマーチは酒を飲みまくりベロベロになるけど?
実にマーチらしいシーンなのですが、流石にこいつは酷いぞ!
気になった点は内容が多すぎるため、まとまりが悪い事。
実に色々な内容が込められている作品なのですが、それらが消化不良を起こしてしまっています。
もう少し設定を絞っても良かったかと。
とにかくマーチの七転八倒っぷりが非常に痛々しく、終始爆笑できる本作。
とはいえ舞台となっている70年代の社会情勢が盛り込まれている作品でもあるので、それらを深読みするとコメディだけでない本作の魅力も見えてきます。
是非ともこの二人の続きが見たいけど・・ライアンが有名になっちゃったしなぁ
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本作と同じく70年代のアメリカを舞台にした作品。
やっぱり主人公が探偵なのですが、こちらはヤ〇中毒なのでよりデンジャラスです。

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