数年前、テレビ東京・新春ワイド時代劇 「白虎隊~敗れざる者たち」 が、正月番組として午後5時から7時間にわたり、放送された。俳優の北大路欣也さん主演。

 

北大路さんの時代劇は圧巻だった。

会津の若き隊士たちが自決した 「白虎隊」 に象徴される会津の人々の物語を、会津藩家老・西郷頼母(さいごう・たのも)の家族を中心に描いた物語。

 

最後のほうのシーンでの会話が胸を打った。



藩主「願わくば会津の土となり草となり
    会津の行く末を見守りたい」

頼母と息子の会話

頼母「天気を変える事は出来ないが
    雨上がりを待つ事は出来る」

息子「母上も申しておりました」

頼母「う-む?」

息子「雨の日は庭の草木が勢いづく
    晴れの日は洗濯物が良く乾く」

頼母「そうじゃ」

  「あれを、ああして こうすれば きっとこうなる。
    あれこれ想いを巡らせば 楽しみが膨らんでくる。
    今、苦しくても心に楽しみの種があれば
    人はどこでも生きていけるんじゃ! わかるな」

息子「ハイ!」

頼母「会津がダメなら仙台がある。
    仙台もダメなら津軽へ行けば良い」 
  「もうすぐ冬が来て雪になる。
   官(軍)は寒さに弱い
    ・・・・滑る  ・・そうなればこっちのものだ・・・

  「お前はまだ若い。いくらでも踏ん張れる。
   心に楽しみの種をいっぱい植えておけ!
   いつかきっと 花が咲く」


(注)・・・は失念しました。

 

会津の人達の人間性も見事に描かれていて、見終わったあとも余韻に浸った。

 

時代は過ぎても、変わらない人間の生き方を教えてくれたようで感銘を受けた作品。

 

物語はエンターテインメント。

 

日常の喧騒を離れ、異次元にタイムスリップし、こうしたドラマを観て

 

「よし、明日もガンバロウ」

 

そんな気持ちにしてくれる。

 

それが「エンターテインメント」なのだから…。