神戸製鋼の改竄問題は、
アルミと銅だけ
鉄粉も
鉄鋼も
10年前から
40年前から
と、どんどん拡大しています。
タカタのエアバッグも大問題になりましたが、
今回は製品では無く材料のため、どれだけの
影響があって、問題があるのかないのかが
分からない事が一番の問題です。
そんな中、トヨタ&レクサスからリリースが
出ました。
一応、アルミ板に関しては問題なしという事
なのですが、その根拠としている神戸製鋼の
数値自体が改竄されていて信用できないもの
なので、いくらその数値の一番悪いモノを元に
検証しても、それならば安心とならないところに
この問題の根深さがあります。
結局はほぼ全ての材料に問題が拡大して
しまっていますので、ボディの骨組み部分に
使用している「鉄」に、どの程度神戸製鋼の
材料が使用されているのかという事や、
アルミについても、アルミホイールの材料に
使われていた場合はやはり剛性不足などの
影響があるかもしれないなど、問題の収束は
まだ見えません。
とは言え、ハイテン材と言われる強度の高い
材料は新日鉄がほぼ供給しているようなので、
そこだけは少しホッとしています。
豊洲や原発と同じで「大丈夫」といくら言われても
言われた側が納得出来なければ平行線を
辿るのでしょうし、日本の製造業は難しい問題を
抱えてしまいました。

