都議会が始まりましたが、桝添さんは
自分が雇った弁護士の調査結果の
「不適切だが違反ではない」
という結果を盾に相変わらず相手の質問
には全く応えていません。
家族との旅行先で会議した時の出席者
についても相手のプライバシーを理由に
名前を公表しようとしません。
家族旅行の間に少し打ち合わせをしただけで
掛かった費用を「全額会議費」だと言うのは、
一般の会社で言えば、出張のついでに観光をして、
仕事もしたのだからといって、観光にかかった分も
含めて出張経費として申請しているようなもので、
絶対にありえません。
・・が社会通念上は正しく無い事であっても
「政治資金規正法」と「政党助成法」ともに
支出の内容の是非についての規定がゆるく、
収支報告書に、記載しなかなかったり、
事実と異なる記載をしたりしていれば、
「不記載」や「虚偽記載」として処罰の対象
になりますが、疑わしい支出であっても
堂々と金額や支出先などを記載して、
屁理屈を並べれば「違法とは言えない」
という今の法律自体に問題があります。
これは三菱の燃費データ改竄の時にも
問題になった、法律に従って測定している
メーカーも実際はカタログ燃費の6~7割くらい
の燃費でしか無く、HVカーやエコカーの方が
よりその傾向が強いと言う皮肉な側面も
あります。
どちらも法には触れてはいませんので
一応コンプライアンス(法令順守)上、
問題が無いという事にはなりますが、
法に振れないから良いと言うだけでは無く、
1. 方針の明確化
2. 組織の構築
3. 予防的コンプライアンス
4. 治療的コンプライアンス
5. 環境整備コンプライアンス
と言った社会の要請に応えるため当然必要
となる要素を加えたフルセットコンプライアンス
が求められています。
捨ててまで自分から辞めると言い出さないと
思いますので、今の「政治資金規正法」や
「政党助成法」を改正して、私的な事に
使えないようにするしかないのですが、
こういう時だけ政治家と言うのは
党の垣根を越えて団結して、既得権益を
守るんですよね・・。