最近のクルマのCMでは良く「燃費性能」
と言う単語を聞きます。
パワーど同様に、ユーザが使いこなせてこその
性能だと思います。
もちろん工業製品には「公差」というバラつきが
ありますので、カタログ値の通りにはならない
事は分かりますが、どうやってもカタログの
6割程度しか出せない燃費を
「乗り方や条件によって燃費に差が出る」
と言うようなセールストークで売るのは
いかがなものかと思います。
そして燃費がカタログ値以下という事は、
Co2排出量もまた、カタログ値通りでは
無いという事を意味しますので、世の多くの
エコカーが実際にはエコでは無いという事に
なります。
日本車は燃費が良く、外車は燃費が悪い
と言うのは昔の話で、日本車はカタログ上の
バーチャルの値が良いだけと言うのが今の
状況です。
日本がこのままJC08基準と、この基準に
合わせたクルマ作りを続けている限り、
外車との差が開くばかりで、TPPが
施行される頃には日本車の国際競争力は
無くなっているかもしれません。
三菱の数値偽装はもちろん悪い事ですが、
今回の事件を教訓にして、メーカーには
ユーザーフレンドリーなクルマ作りに
シフトするいいチャンスにして欲しいと
思います。
【参考 (e燃費)】
カタログ燃費
ハイブリッド車が上位に来ています。
実燃費
一応ハイブリッドが上位に来ています。
達成率
ハイブリッド車が無くなり、燃費の数字自体は
良くはありませんが、ISが6位にランクインしています。
ハイブリッド車の達成率
カタログ燃費が1位と2位のプリウスとアクアは
達成率60%台前半で36位と41位・・・