東京 埼玉 カウンセリング・訪問心理療法・オンライン相談の
えむ心理研究室です。

 


今日は、恋愛を長続きさせるための本音の伝え方について、心理学的に考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

恋愛を長続きさせるためには・・・

恋愛を長続きさせるために、必要なことは何だと思いますか。

人によって、いろんな意見があると思います。


例えば、恋を長続きさせる秘訣3ヶ条!心理学を用いた恋愛メソッドを伝授(PROLO)では「二人だけの行事を持つ」「話題を常に豊富に保つ」「相手だけを変えようとしない」・・・とあります。

 


恋を長続きさせる秘訣3ヶ条!心理学を用いた恋愛メソッドを伝授(PROLO)

 

 

たしかに、いずれも実行することができれば、質の良い恋愛関係が続きそうです。

 

しかし、これはかなり相手を思いやれている状況での「長続きさせる方法」だと感じられます。

 


ふたりの関係に悩んだとき、どうしたらよいか?

相手に文句を言いたくなったとき、どうしたらよいか?

自分ばかり我慢しているような気がするとき、どうしたらよいか?

 


そんなときには、本音を上手に伝えることが必要になってくると思います。

 

 

 

 

「本音を伝え合うこと」って必要?

恋人と本音を伝え合うことは、やはり大事です。

 

長い付き合いになり、結婚を視野に入れることになれば、お互いの良い面だけ見ているわけにいかなくなるからです。

 

生活をともにし始める前に、ある程度の「本音」を伝え合っておくことは必要だと思います。

 

 

ですが、

何を「本音」と定義するか、が人によって違うことも理解しておくと良いと思います。

 

そして、その本音を「最愛の人に伝えておきたい」と思う理由は何か・・・
あなた自身が理解していることが大切です。

 


あなたにとって、恋人にどうしても伝えておきたい「本音」は何ですか。

あなたがその「本音」を、恋人にどうしても伝えたいと思う理由は何ですか。

 

 

ぜひ積極的に考えてみてください。

 

 

 

本音=自分にとってゆずれないこと

いろんな「本音」と、「その本音を伝えたい理由」が思い浮かんだと思います。


例えば・・・

 

「ホントはもっと長い時間一緒に居たい・・・寂しいから」
「一緒に暮らすなら寝室は別がいい・・・ひとりのほうが熟睡できるから」
「もっと掃除の手を抜きたい・・・ホントはズボラだし面倒だから」

 


言いたくても言えないこと、
言いたいけれど言いづらいこと、
「言ったら嫌われちゃうかな」と不安なこと・・・

 

 

いろいろ出てきたことと思います。

 


あなたの「本音」と「パートナーにその本音を伝えたい理由」は、何でしたか?

 

 

 


さて、ここで、

「本音」と「伝えたい理由」を、別の視点で見てみましょう。

 

あなたにとっての「恋人に伝えたい本音」は、次のように言い換えられるのではないでしょうか。

 

「ここだけは、誰に何を言われてもゆずれないこと」

 

恋人には、
いっしょに長い時間を過ごすために、
どうしてもゆずれない部分を理解しておいてもらいたい。

 

そう思うのは、とても自然なことです。

 


「ゆずれないこと=本音」を、
恋人に上手に伝えるためにはどうしたらよいかを考えていきましょう。

 

 

 

「自分にとってゆずれないこと」をリストアップする

本音を上手に伝えるために、

まずは、
「本音」=「自分にとってゆずれないこと」と、その理由をリストアップしていきましょう。

 

 

例えば、

 

結婚・同居したら寝室は別にしたい・・・ひとりでないと眠れないから
メールには早めに返信してもらいたい・・・心配してしまうから
もっと電話してほしい・・・遠距離で寂しいから

 

・・・などです。

 

 

ここでは、相手のことを考える必要はありません。

「相手に受け入れてもらえなかったらどうしよう」などと心配に思う必要はありません。

 

 

まずは、飾らない自分の心と向き合うことが大切です。

 


どんなことでもいいので、思い浮かぶまま、「ゆずれないこと」をリストアップしていきましょう。

 

自分に素直に、「ゆずれないこと」を考えていくことが大切です。

 

 

 

本音を上手に伝える方法=お互いに理解し合う方法

リストアップした「本音=ゆずれないこと」を、
恋人に上手に伝えるにはどうしたら良いでしょうか。


本音を上手に伝えるためには、
お互いに理解し合うことを最優先することです。


こちらが要求を一方的に伝えるだけでは、
恋愛を長続きさせることにつながりません。

相手が理解しやすい言葉や口調で伝える必要があるでしょう。

 


また、
あなただけでなく、相手にも「本音=ゆずれないこと」がある、ということを念頭に置きましょう。

 

 

あなたの「ゆずれないこと」に対し、
恋人が疑問を示したり、
恋人の考え方とは相いれなかったりすることもしばしばあります。


そのとき、自分の気持ちを押し通そうとするのでなく、
相手の「疑問を示した理由」「相手の考え方」にも、耳を傾けましょう。

 


お互いの「ゆずれないこと」を理解し合うこと・・・それが、本音の上手な伝え方、です。

 


また、リストに項目がたくさんある場合、
一気に語るのは得策でないかもしれません。


ひとつひとつ、じっくり話し合うほうが良いでしょう。

 

 

 

話し合うときに、してはいけないこと

カップルごとの性格や関係性もありますので、カップルごとに話し合いの形があります。

 

「話し合うときにこれだけは絶対してはいけないこと」を断定するのははっきり言って不可能です。

 

 

しかし、意外と、「普通に考えて、話し合うときにそんなことしちゃダメだよね」ということを忘れてしまう人もいます。

 

 

なぜか「話し合いのタブー」をおかした人ほど被害的になる

話し合いをする上でのタブーをおかしてしまえば、当然、話し合いはうまくいきません。

 

そして、話し合いをする上でのタブーを忘れてしまう人に限って、「自分はちゃんと話し合おうとしたのに」「どうしてわかってくれないんだろう」と相手(恋人や配偶者)を責める傾向があります。

 

 

おそらく「恋人同士」「夫婦」といった関係が長く続いたりその関係の上にあぐらをかいたりしてしまっているのだと思います。

「悪い意味での甘え」「馴れ合い」が、タブーを忘れさせるほどの状況を生み出してしまうのでしょう。

 

その場合は、「本音を伝えよう」とか「話し合いをしよう」などにチャレンジする前に、どれだけよくない意味で甘えてしまっているか、馴れ合いの状態でいるかを把握する必要があります。

 

 

「話し合い」をする上でのタブーとは?

話し合いをする上でのタブーとは、「普通に考えて、話し合うときに『こんなことしたら相手は嫌がるだろうな』ということ」です。

 

それが、話し合いのときにしてはいけないことです。

 

 

例えば、次のようなことがあげられるでしょう。

 

  • 怒鳴る
  • 号泣する
  • 威圧的に話す
  • 暴力をふるう・物に当たる
  • 自分の主張だけを通そうとする
  • 相手の話を聞こうとしない
  • 相手のほうが間違っていると信じ切っている

 

相手より先に、これらの行動をしてしまったりこれらのような感じ方や考えが相手に見え見えになってしまったりすると、話し合いはうまくいきません。

 

話し合いがうまくいかないどころか、相手は逃げたくなるでしょう。

 

もちろん、「相手の反応を受けての行動」だとしても、上記のような言動はすべきではないでしょう。

 

 

自分がされたらイヤなことは、相手にもしてはいけません。

 

 

小学生の道徳の授業で言われるようなことを、カップルという関係性になるとふと忘れてしまうことがあるので、気をつけましょう。

 

特に、話し合いという場になると忘れがちです。

 

 

 

 

「思うこと」と「行動にうつすこと」は全く別のこと

少し話は逸れますが、「話し合いのときにしてはいけないこと」を、「頭の中で思い浮かべること」と「行動にうつすこと」について、お話しておきます。とても大事なことなので。

 

 

相手の反応を受けて、「号泣したくなった」とか「相手をブンなぐりたくなった」といった気持ちを抱く・・・それは、長いことカップルを続けていれば、たまにあることだと思います。

 

個人的な意見ですが、「思うこと」は自由だと考えていますので、号泣したくなろうがブンなぐりたくなろうが構わないと思います。

 

 

それに、思い浮かんでしまう感情や思いを抑えつけることは難しいです。

 

泣きたくなるとか腹が立つ、などというのは自然な感情です。

 

感情を思い浮かべるな、というのは無理な話です。

 

そういう意味で、「思うことは自由」なのです。

 

 

・・・ここからが大事です。

 

 

「思うこと」から「行動」に変わってしまうと、相手との関係にさまざまな影響が出てきますので、注意が必要です。

 

 

たとえば。

 

ブンなぐってやりたくなったからといって、別にその思いを形にしたり相手に伝えたりしなければ、特に大きな問題はないと思います。

 

生きていれば、何度か誰かをなぐりたくなるような怒りにかられることは、あります。

 

しかし、当然な話ですが、ブンなぐりたくなってそのままブンなぐってしまった・・・となれば、関係性に大きな影響があるでしょう。

 

 

「思うこと」と「行動にうつすこと」は大きな違いがある・・・

当たり前のことですし、「思ったことをそのまま行動にうつしたらどうなるか」を考えることができるから、人間が人間でいられるのです。

理性をもった、ヒトとして。

 

 

「思うこと」と「行動にうつすこと」は別物・・・

当たり前のことではあるのですが、あまりよくない甘え関係にある場合は、「思ったこと」が行動へとダダ漏れてしまう状態になってしまって、共依存的な関係になってしまっているケースもままあります。

 

どうぞ気をつけてください。

 

 

「普通に考えて、どうか」。という視点を忘れずに!

「普通に考えて、どうだろうか」

・・・という視点を冷静に持ち続けられる人は、上手に本音を伝えたり相手を思いやったうえでの話し合いをしたりするのに向いています。

 

「普通に」というのは、「良識的に考えて」と言い換えることができます。

 

話し合う前の気持ちや話し合いが始まってからの行動ひとつとっても、「普通に考えて、どうだろうか」「良識的に考えて、どうだろうか」という視点を常に頭の片隅にキープしているだけで、ずいぶん変わると思います。

 

 

例1)「話し合いをうまくいかせようとする」のは?

例えば、「話し合いをうまくいかせようと意気込む」のは、ちょっと違う気がしますね。

ちょっと「普通じゃない」ような感じがしませんか。

 

「話し合いをうまくいかせる」というのは言い換えれば「自分の意見を通す」「自分の思い通りの結果に導く」という意味に受け取れます。

それは、もう「話し合い」ではない・・・ですよね。自分勝手な一人芝居です。

 

 

例2)「わかってもらえず号泣する」のは?

もうひとつ、例えばの話を一緒に考えてみましょう。

話し合いを開始して、どれだけ相手がわかってくれないと感じた場合。

「どうしてわかってくれないんだー」と号泣してわめきちらすというのは、どうでしょう。

普通に考えて、どうですか。

 

気持ち的にはわかります。

わかってもらえなかったときの気持ちは、悲しいし虚しいし、なんでだー!と思うのも不思議ではありません。

 

でも、相手にとってはどうでしょうか。

もしかしたら、わけのわからない話をされて戸惑っていたら急に号泣し喚き始めた・・・と思っているかもしれません。

そう考えると、ちょっと普通じゃない。

自分が相手なら、ドン引きする可能性もあるでしょう。

 

わかってもらえなかったと号泣して相手を責める前にできることたくさんあります。

 

相手にとってわかりやすい話し方をできたかどうか考える。

相手がどういう受け取り方をしたのか、確認する。

もし相手が疲れているようなら、また日を改める。

 

相手との関係を大切にしたいなら、そのくらいの余裕を持っても良いと思います。

 

 

 

「話ができる、それだけでありがたい」素直で謙虚な心が大切

本音を上手に伝えるために、なおかつ恋愛を長続きさせるためには、「相手と話ができること・・・それだけでありがたい」と感じられるような、素直で謙虚な心が大切だと思います。

 

 

 

「伝え合い」「話し合い」がうまくいかなくてもメゲないで

恋愛を長続きさせるために。

上手に本音を伝えるために。

 

これらのためにもっとも大切なことは、一度や二度、話し合いがうまくいかなくてもメゲないことです。

 

自分と相手は別の人間。

どれだけ愛し合っていても、自分と相手は別の人間なのです。

 

違っていて当たり前。

話をしたいときもあればほっといてほしいときもある。

価値観や意見が異なっても当たり前なのです。

 

 

違う人間同士だからこそお互い愛しあえるのだ・・・

 

 

この感覚が大事だと思えると、良いですね。

 

 

 

ただ、話し合った結果、「本音=ゆずれないこと」が違って、平行線になった場合は長期戦になると思いますので心の余裕が必要になってくるかもしれません。

 

 

 

 

なぜ相手と「本音=ゆずれないこと」が違うのか

恋人と、「本音=ゆずれないこと」の話し合いがうまくいかなくて、落ち込む人もいらっしゃると思います。


例えば、

 

「私は『メールしたらすぐに返事がほしい』と言っているのに、彼は『別に他意はないし、すぐに返事が必要な内容でもないんだからいいじゃん』とひょうひょうとしているので腹が立つ」

 

「彼女は、元彼と頻繁に会っている。僕が『心配だからやめてくれ』とほのめかしても、『もう恋愛感情は全然ないし、元彼も大事な友だちだから』と言って会っているようだ・・・別れたくなってしまう」

 

・・・など、「『ゆずれないこと』の違い」に、悩むカップルはたくさんいます。

 


どうして、恋人と「ゆずれないこと」の基準が違うのでしょうか。

性格の違い・・・そういってしまえば簡単ですが、もう少し、掘り下げてみたいと思います。

 


ゆずれないことの基準が違う理由
1.育ってきた環境の違い

思考や行動のしかたは、
育ってきた環境に大きく影響します。


お父さんお母さんとの関係だけでなく、
学校、友だち、仕事先など、
多くの人との関係に、影響を受けます。


恋人同士で、思考や行動のしかたが似ることもあります。


しかし、恋人同士はお互い、長い時間別々に育ってきています。

お父さんお母さんも違いますし、出会った人も違います。

 

あなたの「ゆずれないこと」を、恋人が「どうしてわかってくれないんだろう」と嘆くよりは、
「長い間別の環境にいたのだから、考え方が違って当然だ」と考えるほうが、
楽だし、自然なことのように思います。

 


そんなにも別の環境にいたふたりが、じっくり話し合って関係を構築しようとしている。

 

素晴らしいことではありませんか。

 

そんなふうに、ふたりの努力を喜び褒め合いながら、本音を伝えあっていきましょう。

 

 

ゆずれないことの基準が違う理由
2.無意識的な「防衛」

考え方や行動のしかたを考えるとき、
「無意識的な防衛」を当てはめると納得できることが多くあります。


人間は、とても賢い生き物です。

心は、人を守るために、とても上手に作用します。


劣等感や罪悪感を抱かないために、
不安や心配を遠ざけるために、

心は、思考や行動をコントロールしています。


「本音=ゆずれないこと」にも、同じように作用します。

 

 

あなたの本音は、何を守るためのものですか。

恋人の本音は、何を守るためのものですか。

 

そのような視点を持って、内省してみてください。

 

 

人は皆、賢く弱い生き物。

 

でも、ふたりで努力していけば、さらに賢く強くなれる。

 

まずは自分と向き合って、心の「防衛」を紐解きましょう。

 

 

 

一番大切なのは、じっくりと話し合うこと

恋愛を長続きさせるために大切なことは・・・

 

本音をわかってもらうことでも、
相手の本音をわかることでもありません。


恋愛を長続きさせるために、いちばん大切なのは、
一度話し合いがうまくいかないくらいで諦めたりせず、じっくりと話し合うことです。

 


ちょっとズルい言い方ですが、
「深く語り合った相手」って、なかなか縁を切れなくないですか。

 

 

結論が出なくても、理解しきれなくても、
お互いに、ここまで深く話し合ったのだ・・・


・・・そんな充実した気持ちが、ふたりの仲を持続させるのです。

 

 

 

もっと仲良くなりたいとき、

別れ話になりそうなとき、

結婚を考えているとき、


 

お互いの本音を引き出すような、「深い話」をしてみましょう。


本音やゆずれないことが思い浮かばない場合は、
深い話・・・例えば、生い立ちを話すだけでも、十分だと思います。

 

それだけで、ふたりの仲が長続きすることにつながる可能性があります。

 


 

「恋愛を長続きさせるための本音を上手に伝える方法」は、以上です。

 

カップルやご夫婦にとっては、ある種永遠の課題とも言えるテーマですよね。

 

このテーマにおいて、注意すべきことや大事なことは本当にたくさんあるので、話があちらこちらに飛んで、まとまらない記事になってしまっているかと思います。

お目汚し申し訳ありません。

 

ひとつでも参考にしていただけるところがあれば幸いです。

 

 



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加筆修正しました 2019/5/15