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ついに、大晦日!
年明け元旦の朝に、まずいただくお酒といえば
「お屠蘇」
自分好みに作るレシピのご紹介です。
大晦日、何して過ごす?
一気におせち作ります。
お酒やみりんで生薬を浸け込んだ一種の薬草酒。
お屠蘇に入れる「屠蘇散」は正式には「屠蘇延命散」。
「屠」は「屠(ほふ)る」、「蘇」は「病をもたらす鬼」なので、鬼退治。
また、
「屠」は「邪気を払う」、「蘇」は「魂を目覚め蘇らせる」という意味など。
「屠蘇散」の中身は、いわゆる漢方薬に使われる生薬。
文献などで配合は色々のようです。
白朮(ビャクジュツ)、山椒(サンショウ)、桔梗(キキョウ)、
肉桂(ニッケイ)、防風(ボウフウ)、陳皮(チンピ)、
昔は、大黄(ダイオウ)、鳥兜(トリカブト)などまで入っていたそうです。
一般的に5~6種類、多くて10種類が配合されているよう。
身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、風邪の予防に効果的なものです。
酒やみりんにも、ブドウ糖や必須アミノ酸、ビタミン類も含まれているし、アルコールで血行促進。
実は、お屠蘇。あんまり好きじゃなくて…。
屠蘇散を自分好みに作りました。
とってもフルーティーな香りで美味しい
健胃、整腸などの肉桂こと、シナモン。
健胃、鎮咳、リラックス効果のある陳皮は、ミカンの皮。
内臓を活発にする山椒は、山椒の実。
体を温める、生姜。
胃腸を温め消化不良を改善する丁子ことクローブ。
健胃、整腸のコリアンダー。
これで薬効が出るということは無いけれど、
邪気を払い無病長寿を祈りましょう。
『お屠蘇』
生薬、ハーブをお酒に漬ける薬草酒と言えば、
養命酒、ハンガリーのウニクム、
フランスのベネディクティン、イギリスのイエガーマイスターなど。
色々ありますね
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<材料> 2~3人分
☆ 日本酒、本みりん 適量
(日本酒 50ml、本みりん 50ml)
★ ミカンの皮(綺麗に洗ったもの) 少々
★ 山椒の実 ひとつまみ(8粒)
★ 生姜 スライス1~2枚
★ クローブ(ホール) 2~3粒
★ GABANシナモンスティック(セイロンシナモン) 1/2本
★ GABANコリアンダー<パウダー> 少々
下の写真が材料です。
<材料のアドバイス>
お酒と本みりんをブレンドし、甘さと口当たりを調節することで、お好みの味わいに。
本みりんを使うとまろやかさが増し、お酒を好まない人にも飲みやすくなります。
私は、日本酒50ml、本みりん50mlで作りました。
お酒も、本みりんも良質なものを使て下さい。
みりん風調味料ではなく、必ず「本みりん」で。
スパイスはあるものでけでも。・
調味料、スパイスなどの分量はお好みで調整してください。
<作り方>
① 材料★をお茶パックに入れる。
② 日本酒と本みりんを合わせ、①を大みそかの夜に漬け込む。
(5~6時間ほど漬け込み、お正月に頂きましょう。)
<頂き方>
お屠蘇をいただくときには、一家揃って東の方角を向きます。
年少者から年長者へと盃を順にすすめます。
若者の精気を年長者に渡すという意味合いが含まれているのだとか。
飲むときには「一人これを飲めば一家くるしみなく、一家これを飲めば一里病なし」と唱えます。
と言うことで、飲めない方は、形だけ。
家族の誰かが飲めれば効果ありですよね。
厄年の方は、年齢に関係なく、一番最後に頂きます。
良いお年を