孫っ子が去って、静かな日常が戻ってきました。
前回の帰省から4ヶ月、3歳児の4ヶ月はこんなにも激しく変貌するものなのか。。。
子育ては遠い昔の記憶となった今、すっかり子供の貌を見せる孫っ子に目を瞠り、30数年前の田舎での子育てと違って、現代の子育てが大きく進化していることを実感した数日間でした。
これまでは我が家に来ても、親が傍にいないと遊べなかった子が、買い物に出かける両親向かっておばあちゃんのおてつだいするからいかな~い
ヘッ? 連れてかないのぉ~? おかあさ~ん!なんて泣いたらどうするのぉ~(;゜゜)
孫っ子は今、お手伝いやりたい症候群にハマッテルようで、私に着いて来ては
おてつだいするぅ~!シャエがやるぅ~~~
どんな小さな事でも、お手伝いを頼むと目を輝かせて飛んで来る。
大人がやれば、アッ!という間に済んでしまう事も、彼女のヤル気を満足させてあげられるよう、出来る限り時間を無視して最後まで一緒にやってあげるのだが、これは多忙な両親との生活では無理な事。
おばあちゃんとの小さな思い出になればいいと考えながら、ベランダで孫っ子をアシスタント?に洗濯物を干す。
カゴの中から洗濯物を取って渡してくれるのだが、几帳面なのか?小さな腰を前屈みにして、膝にのせたおじいちゃんのパンツもバスタオルも、一つずつ丁寧に畳んでからおじいちゃんのパ~ンチュ!と、嬉しそうに手渡してくれる。
最後の靴下を二つに折って、おばあちゃん、おわったよぉ~
達成感満点の笑顔が弾けるようで、女の子を育てた経験が無い私には、この時間と眩しい笑顔で、孫っ子との距離が縮まっていくような気がするのです。
あの日の風に揺れる洗濯物 を、いつか思い出す事があるのだろうか。。。
孫っ子宇宙人パンを焼く
この日はおじいちゃんが魚釣りに出かけ、どうせ釣れないしなぁ。。。と、私達はタクシーでお買い物に出かけ、今回の帰省のメインイヴェントに用意していたお絵かきパン作り~を挙行?することに。
パン生地を作るところまでホームベーカリーにお任せで、後はママ宇宙人にちょっとだけ手伝ってもらいながら、孫っ子のすきなように、楽しいパン作りをさせました。
アンパンマン水玉もようのハート 目玉焼き デンデン虫 ミッキー 雪だるまさん、思いのままに形を作って、チョコチップとデコペンで飾って、オーブンで焼き上がった、孫っ子の力作パンの完成で~す
一番スキなはずのアンパンマンをハイ、おばあちゃんど~ぞ!
ホッペが落ちてしまったアンパンマン、美味しかったですo(・.・。)ジーン
練馬区の巨匠ことパパ宇宙人の料理
今回の一品は、野菜と肉と白インゲン豆をトマトソースで煮込んでソーセージを加え、たっぷりのパン粉をまぶしてオーブンで焼くカスレというフランスの豆料理だそうです。
決して手を抜かないパパ宇宙人の料理は、基本に忠実な材料と手順で仕上げるのだが、今回は見る暇が無いうちに仕上がっていて、焼けたパン粉とトマトソースが香ばしくて、美味しくご馳走になりました。
あ・・・でも、ちょっと塩が多めだったかな。
悔しいから、何か難クセをつけたくなる~(-.-; ナンと言う親なんだグスン!
★楽しい時間ほど過ぎていくのも速い・・・宇宙人一家が東京基地へ戻る日です。
いつものように三宮まで送るつもりで一緒に電車に乗り、夕方まで街中にある子供の知育玩具を揃えたプレイルームで遊んだり、運動をしたりで過し、前回までは中々他の子供と一緒に遊べなかった引っ込み思案の孫っ子が、あっさり他の子と馴染んでいるのを見られたのは大きな収穫だった。。。
夜の空港
朝の空港で出迎える事はあっても、帰りの空港へ送ることは無かったけど、円盤の出発時間が遅いため、結局空港で夕食ということになり、窓越しに夕闇が迫った送迎デッキを見渡せるレストランでゆっくり食事をして、私は一足先に家に帰ることにして、いよいよお別れです。
出発ロビーと、三宮駅行きのポートライナーの駅を繋ぐドアの前で、飛び込んでくる孫っ子を抱きしめて、意を決して?改札へ向かおうとするとおばあちゃ~ん!おばあちゃ~~~ん!
・・・・・た、確かにおばあちゃんだけど・・・そ、そんなに連呼しなくても・・・r(^^;)
全身で叫ぶ孫っ子の声を振り切って改札へ向かう・・・
昔・・・同じような歳だった息子を連れて実家へ行くと、駅まで送りに来た母に向かって、おばあちゃ~ん!と泣き叫んでいたっけ。。。
今、その息子の子が、あの頃と同じように大きく手を振って叫んでいる。。。
人生って不思議なものだ。。。
ポートライナーが大きく畝って、空港の寂しい灯りが途切れる頃には、三宮側の華やかなハーバーランド、モザイクのイルミネーションが見えてくる。
午後8時40分、こんな時間のハーバーランドを見るのは初めてだ。。。
10時前に我が家に戻ると、夫は夜釣りに出かけており、リビングの隅に送り返すスーツケースが2個、ポツンと並んでいた。
ここでパンを作って・・・ここでキャッ!キャッキャ!と笑いながらトンカツのパン粉をつけて・・・ほんの数時間前までは、あんなに賑やかだったのに。。。
今は、穴が開いた大きな風船のような時間がゆっくりと流れています。