映画「PERFECT DAYS」 私の考察②(ネタバレあり) | 「あー、幸せな人生だったー」と最期の日に言える人生を歩こう

「あー、幸せな人生だったー」と最期の日に言える人生を歩こう

アトピー&食物アレルギーを持つ子供を育てて30年が過ぎました。
夫と別居し、娘とふたり暮らしを楽しむため、見ないふりしてきためんどくさいことに向き合い始めてます。


役所さんの映画
「PERFECT  DAYS」に
私の心が、はまってしまっている。



映画の本編は
ホントに会話が少なくて

役所さん演じる「平山」は
ほとんど言葉を発しない。

だからこそ
平山が、発した言葉にこそ意味があり
ヒントが隠されているんだと思う。



私が気になったシーンを
ひとつずつピックアップしていこうと思う。




「平山は、妻子がいるのか」

ある日、平山が
その日の仕事(公衆トイレ掃除)を始めたとき、掃除をしている隣の個室が気になり、平山はそっとドアを開けてみる。
そこには、顔を突っ伏している小さな男の子がいた。
平山は、その男の子をトイレの外に連れ出し、手をつなぎ、その子のお母さんを探し始める。

すぐにその子のお母さんは見つかり
事なきを得たのだけども

私は、平山の子供の扱いのうまさに驚いた。


子供を見つけたとき
すぐに目線を下げ、静かに子供に話しかけ
子供の手を引き、歩き始める。

お母さんに引っ張られながら歩いていく子供は、静かに振り返り、平山に手を振る。



子供というものとの接点がなければ
この扱い方はできないと思う。


平山には、以前家族があり
少なくとも子供がいた


まずひとつ
こんなことを思った。



今日は、ここまで。