今年の８月終わりに家族がコロナに感染、
その後私も家庭内感染した経験をつらつらと、振り返りも兼ねて書いてます。
味がしない
匂いが分からない
そんな自分になって、２ヶ月半。
そんな自分にも、少しずつ慣れてきました。
ずっと、水の中にいる感覚
小学生の頃、水泳の授業で
「プールの底に沈んだ碁石を拾う」
みたいな遊びがあったと思う。
私は碁石を拾うより
水の中のスーンとした静けさが好きで
プールに潜っては
その静けさにひたっていた。
味と匂いが全く分からない。
五感のうち、２つの感覚が死んでる状態。
今の私の日常は
その水の中の
スーン
とした静けさに似ている。
普通に生活しているのに
ずっと、水の中にいる感覚。
どこか他人事というか
目に映るものが
そこにいるはずの自分が
まるで人の事のよう。。。
あぁ、そうなんだ・・・
遠くで自分を感じているよう。
味とか匂いを感じてないと
脳がうまく働かなくなるのかな。
ぼーっとしてるとか
ぼんやりしているとか
とは、ちょっと違う。
思考力もかなり低下していると思う。
集中力も続かないし
鼻って顔の中心でしょ？
ブラックホールみたいに
感覚がすべて吸い込まれて
消えてく感じ。
スーン
って。
私だけかな。。。
コロナにかかると
その後のこと
つまり後遺症的な症状のことは
通常の病院では診てもらえない。
ホテル療養を終えたときにもらった
保健所からの資料の中に
「コロナ後遺症相談窓口」
という案内がある。
私も電話してみたけど
何せ
コロナは新しい病気で専門の外来がない。
ましてや後遺症のこととなると
先生の知識も
「たぶん・・」
みたいな曖昧な表現が多くなる。
だいぶ大人な私でさえも
こうも長いこと味も匂いも分からないと
精神的に追い込まれた状態になってくる。
この後遺症
子供のほうが多く発症する傾向があり
苦しんでいる人も子供のほうが多いと
先日テレビで見た。
後遺症で苦しんでいる子供たち。
感染者数が少なくなっている今
コロナにかかって
肩身の狭い思いをして
つらい思いもして
治っても
さらにつらい思いしている人たちに
もう少し目を向けてほしい。