朱里「………ハッ⁉︎…ここは…李奈ちゃん?」
目の前にいた李奈はおらず朱里はいつの間にか寝ていたらしい
朱里「そんな…あれは夢だったの…李奈ちゃん…」
あれが夢だった事に朱里は落ち込んだ
朱里「そういえば、最後に逃げろってどういう事なんだろう…」
ガサガサ…
朱里「ハッ⁉︎…誰…李奈ちゃん?」
何者かが朱里に近づいて来るのが感じた
朱里は自分のカバンからスマホがある事に思い出しスマホのライトを付け周りを見渡した
だが、目の前には誰もいなかった
朱里「誰もいない…か………ん?…」
目の前ではなく朱里は後ろを振り向いた
朱里「…⁉︎…ハッ⁉︎…ンッ⁉︎ンッー⁉︎」
背後から何者かに口を布で塞がれ身動きを取れないように腕に手錠のような物に縛られた、気づけば複数の男たちに囲まれていた
朱里「ンッー‼︎ンッー‼︎(助けて‼︎誰か助けて‼︎)」
朱里は必死に抵抗をした
(チッ、動くんじゃねーよ‼︎バン‼︎)
朱里「うっ…」
(まぁまぁ落ち着いて笑)
(うるせぇな、本当にこいつであってんのか?)
(あってる、あってるー笑)
(本当かよ…はぁ…早くこいつを運ぶぞ)
(了解ー)
朱里「ンッー‼︎…ンッ⁉︎……スゥー…」
朱里は無理やり眠らされそのまま車へと乗せられた
朱里「……うぅ…ここは…」
目を覚ましたら朱里は真っ白で何もない部屋にいた
白い部屋には1つの扉があったが開かない
ドンドン‼︎
朱里「あの…あの‼︎ここから出してください‼︎」
(……)
しかし何も反応がない…
朱里「ここから…ここから出してください‼︎なんで…なんでこんな事するんですか‼︎…私は…普通に暮らしたかったのに…なのになんでこんな事に…」
しばらくすると…
カチャ…ギィ…
?「おはよ!…目、覚ましたんだ笑」
朱里「…⁉︎…誰…」
?「プッ…あはは…そんな怖い顔しないでよ笑」
朱里が見る限り同い年くらいの少女が部屋に入ってきた
朱里「……ここから出してよ…」
?「んー…それはムリかなぁ〜笑てか、出てもここがどこだかわかんないっしょ笑」
朱里「クッ……なんで私なんかを…私なんかこんな所に閉じ込めてなんの意味があるの…」
?「あなただから意味があるんだよ‼︎笑ね‼︎あれ使ってよ‼︎」
朱里「あれ…あれって何…?」
?「へ?…あっ‼︎あーそう言う事か‼︎あーんーもしかしてだけど過去の記憶ない感じ⁇」
朱里「過去の記憶…私は…」
朱里は過去の事を聞かれ下をうつむくと女の子は頭を抱えた
?「うわぁーマジかぁ…これじゃ怒られるなぁ…あっ‼︎もしかしたら過去の記憶を思い出したら…よし!…ね!自分の過去に何があったか知りたいと思わない⁇」
朱里「私の過去…」
朱里は知りたいと思っただが、それと同時に怖かった…知る事で自分が変わるような気がしたから…でも…
朱里「……知りたい…」
?「フフフ笑いいよーぜーんぶ教えてあげるその代わりになんでも言う事聞いてくれるんならいいよ?」
朱里「……分かった…」
?「フフフ笑…まずあなたにはとても大切な友達がいたんだよ?…」
朱里「えっ…?」
?「あなたが小さい頃、お母さん、お父さんがいてごく普通な家族だった…ある日、あなたはその友達と楽しく遊んでいた…遊んでいたら暗くなり2人は帰る事にした…でも、大切な友達が知らない男達に連れられそれを見た朱里は……」
バン‼︎
?「うっ……」
突然、少女は倒れた
倒れた先にいたのは…
朱里「…⁉︎……李奈…ちゃん…?」
鉄の棒を持っていた李奈だった
鉄の棒を使って女の子は倒れたらしい
朱里「どうして…こんな所に…?」
李奈「ハァハァ…朱里、逃げるよ」
朱里「えっ⁉︎…」
李奈は朱里の手を掴み走り出した