※トムソン・カノープス内イベントレポート特設サイトに動画がたくさんあります
世の中、アバターをきっかけに3Dが流行っていると言うか流行らせようとしている雰囲気がありますよね。
テレビも続々3Dのが出たり。
でも俺はぜってえ当分関係ないなーと思っていた竜太です。
が、突然仕事で3Dと関わる事に!
爽健美茶 黒冴のCMを見た代理店の方から突然の電話、
「11月17,18,19とInterBEEと言う映像、放送、音響機器の展示会で3Dスーパースローを展示するブースがあって、そこでカポエィラをやってみて欲しい」
みたいな事を言われたのです。
何それ興味あるー
と思いましたが、しばらく連絡がなく、まあ流れる仕事ってたくさんあるからこれもその一つかな、
(最近流れた仕事。ナイナイ岡村さんにカポエィラ教える、声優の平野綾さんにカポエィラ教える、など…)
と思っていたのですが、水面下でしっかり話しが進んでいたらしく、
急遽トントン拍子に話しが進みました。
その3Dスーパースローをやる会社はgrass valley トムソン・カノープスと言う会社、
全然一般人には関わりがない会社ですが、その世界では超トップクラスです。
なんと神戸の会社でした。
打ち合わせのために東京に来た時に資料用の映像を撮ったりしたのですが、みなさんカポエィラにかなり興奮している様子。
いい雰囲気です。
で、この展示会、InterBEEは幕張メッセで行われたのですが、火曜にリハ、その後3日間が本番でした。
リハの日、まだ設営中のブースだらけの、なんかちょっと危ない会場に入ります。
危ないってのはなんかそこらへんで設営しまくっているのでいろいろ転がっている。
ネジならまだいいけどカッターの刃がコワイ。
裸足であるけねー。
まあ旅行博もそうだけど。
この日は10回以上やったかも…リハが一番ハードだったのかも。(笑)
3日目の写真しかアップしてないですけど、会場はこんな感じ。
で、トムソン・カノープスのブースはこんな感じ。
目の前にスクリーンがあって、右側から3Dカメラが撮影。
なのでパフォーマンスはお客さんを見ながらじゃなくて横のカメラを見ながら、と言う変則的な形でした。
しかもステージが狭い。
3Dのために。
と、言っても最初の予定より広くしてもらったんですけどね。
ちょっとわがまま言って。
まあ映像見て見てくださいー。
ちなみに隣のブースはパナソニックさんで、ベリーダンサーが1日30回ぐらい踊っていました。一人で。
超大変…
って言うかもちろん彼女も3Dで見れます。
いろんな企業がやっぱり3Dを売りにしていましたねー。
うち以外は基本的に女の子です。っていうかうち以外全部被写体は女の子です!!!
まあいいのです。
うちらが一番派手で、3Dの特性を研究しまくったパフォーマンスやってたので!
実際お客さんの数、圧倒的にうちが多かったです。
しかもパッと見シンプルなステージですが、実はすげー金かかっている!
カメラはこちら!
カメラの説明
職人さん!
ごっつい!
なんとエミー賞受賞のカメラです!
要するに世界一です!
値段は3000万円!!!
そんなカメラで撮られた事ない!
そして編集ブース
3Dチェック中の俺らの前にある機材セット、
2億円!!!!!
すげー。もうわけわからない。
ボタンの多さもわけわからない。
それを操る職人さん達!
プロです。プロの集まりなのです。このブース。
もうどっから見ても業務用なブースなので渋いプロな男達が揃っていると言うか。
ちなみに俺は昔スカパーのブラジル放送、要するにテレビ局にいたのですが、出てくる機材ことごとくわけわからなかったです。
放送業務やっててCMつないだりなんだりしてたのに。
で、この3000万のカメラに向かってパフォーマンスなのですねー。
まずは通路で客寄せしつつも準備運動。
パフォーマンス前に紹介VTR
で、ステージ上では実際に俺らが動き、それを横から撮ってるカメラ。
スクリーンにはまずはリアルタイムに3D映像が流れる。
で、途中要所要所で、スクリーンでは瞬時に編集された映像がスローで再生される。
と、言う流れでした。
この、3D映像を即座にスーパースローで、この画質で流せるってのがこの会社の売りっていうか世界で唯一らしいです!
うおおおお世界一の技術でパフォーマンス!
燃えます。
ではパフォーマンスの様子の写真をバーっと見てくださいー。(全部3日目です)
撮影はもちろんテンポの可児さんです。ほんとすげえこの人…
3日目のメンツ!
服着てブース前で。
そうです、今回3日間あったのですが、毎回メンツが違ったのです!
俺だけ毎回いて、あとはバラバラ。
水曜は俺、たかゆき、林でした。
初日、アメリカから本社の社長が来るってので、開場前に急遽パフォーマンスをお願いされたので、
朝超早くに集合。
とても気に入ってもらえましたー。そしてその後5ステージ!
途中たかゆき(鍼灸師の資格持ってる)にマッサージしてもらいながら乗り切りました。
木曜は、本当は俺と林だけだったのですが、
「これは2人ではやっぱり無理だ!」
と思い、急遽沖縄人アンゴレイロのトシくんを呼ぶ事に。
3Dアンゴレイロ!
とか思っていたら
「竜太くん、3Dビリンバウもやりたいんだけど」
とわけのわからない事を言ってきましたので、とりあえずやってみました。
トシくんのソロでビリンバウを振り回すってのをやったのですが、
とりあえず今思い出そうとしても俺の記憶にあまり残ってないぐらいの程度でしたのでそれ以降ソレは却下。
でも、パフォーマンス前にステージ上でビリンバウ弾きまくって客寄せをすると言うナイスアイデアに結びついたから許します。
と、言うかこの日はパフォーマンス後に自分たちの3Dっぷりを毎回チェックさせてもらって、
トライ&エラーを繰り返しながらどんどん3D向けのパフォーマンスを磨いていきました。
トシくんはとてもウザイ奴ですが実力とアイデアは凄いです。あと足太すぎです。
彼がいなかったら最終的な3Dカポエィラの完成度は3割ぐらい低かった事でしょう。
まあーアレです。ありがとう。
で、金曜は俺とたかゆきとカツオ。
たかゆきとカツオのディズニーコンビなのでまあ当然の様に、先方の要望もあり上半身裸です。
これプラス、ビリンバウでの客寄せパフォーマンス、あと3D対策しまくりのクオリティ上昇し続けた結果、
トムソン・カノープスの社員のみなさんのテンションもドンドン上がって行きました。
最終日ですし俺らもテンション上げて、狭いステージの限界な技をいろいろ出しました。
途中から、お客さんのためと言うか関係者のみなさんのために男パフォーマンスをしてた気がします。
パッと目をやると、カポエィラの蹴りマネをしているスタッフがいたり。
「俺、カポエィラ習います!」
と言ってくれる人が何人もいたり。
っていうかそもそも、初日に俺らのパフォーマンス見て、
自分がイメージしてたブースが想像以上の形で完成したと言う事で責任者の方が泣いたり。
いいのうー男たちの熱い戦場。
身内に対してだけではなく、確実に外部にも良い影響を与えたようで、
いろんな企業の人が
「カポエィラいいなー」
とうらやましがっていたようです!
そして、トムソン・カノープスさんの技術の凄さを的確にこのカポエィラパフォーマンスが伝えていたようで、もうやたらと感謝されまくりました。
なんかアメリカの社長もやたら気に入ってくれたので、アメリカの展示会に呼ぶなんて話もちょっと出たり。
とにかく熱く、楽しい、またもプロに囲まれた良い仕事をさせてもらえました!
映像業界のみなさん、3Dの良さを引き出すパフォーマンスの依頼、お待ちしています!
はっきり言って超慣れています。カポエィラ・テンポは。(笑)