【歌詞解説】関ジャム【プロ分析 男女で異なる涙腺ポイント】まとめと感想! | 作詞家 昆真由美のブログ

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ビクター音楽カレッジ卒業、作詞家の昆真由美です。昼は会社員で営業やってます。合同会社GAIALOVESより、チャン・グンソク「淡い雪のように」でメジャーデビュー。
作詞の授業、ワークショップ、メディア運用の「LYRICSROOM」展開中!https://www.lyricsroom.jp/

関ジャムに豪華作家陣が出演してらしたので、

食い気味に鑑賞しながらめちゃめちゃメモってしまったので、備忘録も兼ねてブログ更新♪

 

 

まずは、まとめ♪※一部抜けてたらごめんなさい

 

2018.09.30 関ジャム【プロ分析 男女で異なる涙腺ポイント】
GUEST:zopp/藤林聖子/冨田ラボ (敬称略)


●男女の違い
≪泣きポイント≫
男性は現実主義でリアルなことに涙。
自分や故郷を思って泣く。
男性は感謝と恩返しにグッとくる。男性の美学。(by zopp)

女性は理想や憧れに対して涙。
恋人や母親を思って泣く。

≪グッとくる楽器≫
男:アコギ
女:ピアノ

≪その他≫
女性にとっての理想の男性像=奏系男子(底なしの愛情男子)※別れながらも未来まで包み込む。
女の人は恋愛100%。恋していることが素敵。


◆男が泣ける歌 TOP10

1. 3月9日/レミオロメン ※具体的な描写をあえて避けている。「あなた」という表現で、自分に重ねて聴ける。
2. 栄光の架橋/ゆず ※男女関係なく誰もが感動できる現代の応援ソング。「迷わずに進めばいい」⇒「自分を認めてもらえた」という嬉し涙を誘う
3. ひまわりの約束/秦基博 ※友情を描いた曲で泣けるのは男性ならでは。仲間に対する感謝、恩返しの気持ちが清々しく描かれている。
4. TRUE LOVE/藤井フミヤ ※アコギで奏でる音色は男心にグッと刺さる。
5. One more time,One more chance/山崎まさよし
6. 家族になろうよ/福山雅治
7. 言葉にできない/オフコース 
8. 粉雪/レミオロメン ※サビの「粉雪」の部分で一気に音程が高まる、聞き手の感情も同時に高まる仕組みになっている。
9. シングルベッド/シャ乱Q ※男は勝者より敗者に共感 情けなさを象徴する言葉が刺さる
10. 終わりなき旅/Mr.Children


◆女が泣ける歌 TOP10

1. LOVE LOVE LOVE/DREAMS COME TRUE ※恋愛の素晴らしさを伝えている。恥ずかしがらずに恋する嬉しさを感じ取れる。
2. 奏(かなで)/スキマスイッチ ※手放しながらも愛を送るという男性の包容力が温かい涙を誘う。「君がどこに行ったって僕の声で守るよ」はまさに理想の男性像。
3. 366日/HY ※五感のすべてを使って恋愛に没頭する女性。五感を感じるワードが失恋のリアルな悲しさを表現。
4. 栄光の架橋/ゆず
5. Lemon/米津玄師
6. 瞳をとじて/平井堅 ←サビのワンワードで女性の心を鷲掴み。「君を映す」<「君を描く」 時間がかかる感じ、長い間後悔してくれている感じ
7. M/プリンセス プリンセス ←ピアにスティックな伴奏が印象的ピアノの旋律が女性の涙を誘い、サビの号泣への橋渡しになっている。
8. 未来へ/Kiroro ←母親に送る歌で泣けるのは女性ならでは。普段は言えない感情を見事に表現
9. ハナミズキ/一青窈
10. 花束を君に/宇多田ヒカル

※5~10までピアノ始まりの曲。

うん、名曲揃い!

↑ここまでが関ジャムのレポ。


↓こっからが昆の主観による感想。w

・男は勝者より敗者に共感(by zoppさん)
なるほどー。たしかに、並んでる曲、全部敗者感漂ってます。
番組の中でも話題になっていたけど、「シングルベッド」で共感して泣いてる男性を女性が見たらちょっと引く、と。w
「男性が曲で泣く」ってこと自体が、もしかしたらちょっと女性には知られたくない、男同志で共感できるヒミツの花園的なものかも知れない…
ちょっと神秘的で興味湧いちゃう。w

・ひまわりの約束/秦基博
zoppさんによると
「ガラクタだったはずの今日が ふたりなら宝物になる」が「感謝」を表し、
「そばにいたいよ きみのためにできることが僕にあるかな」が「恩返し」を表していると。
…前者は「感謝」だろうか?
どちらかというと「主人公ならではが感じる視点」な気がします。
何もしなければただの「日常」であり。
主人公のフィルタを通せば、「宝物」。
さらに言えば、君がいなければ「ガラクタ」。

さらっとした歌詞なのに、無駄がないんですよね、この歌。
出だしのAメロも秀逸すぎます。この前授業で思わず取り上げました。

・粉雪/レミオロメン
前にブログに書いた気がするけど、「こな----」もインパクト大で素敵だけど、個人的にはそのあとの「ねえ」が秀逸だと思ってます。w
「ねえ」じゃない言葉だと、なんか、うまくここで切れないというか、後半に気持が流れちゃうというか…
「こなーーーーゆきーーー」で盛り上げるだけ盛り上げて、「ねえ」で落とすところになんか、空間の美みたいなものを感じます。

・3月9日/レミオロメン
卒業式ソングとして取り上げられてた3月9日。
メンバー3人の共通の友人の結婚式(2001年3月9日)を祝うために作られた楽曲ですよね。
それが、幅広い受け取り方をされて「育っていった」曲という感じでしょうか。
個人的にはやはり、タイトルが最初衝撃でした。
こんなに数字をバシっと持ってくるタイトル…さぞ深い意味があるのかと思いきやなるほど、友人の結婚式でしたか、と。
目立つタイトルだから、中身も奇抜な歌詞かと思いきや、とても普遍的でしっとりと素敵な歌詞。
そのギャップもヒットのポイントだったのかなあなんて思います。
あ、ちなみに 366日/HY も数字タイトルだけど、これはきっと深い意味を込めているはずのタイトルですね。

・未来へ/Kiroro 
母に向けた曲だったか…!恥ずかしながらしっかり歌詞読み込んだのが今でした…!
がしかし、母に向けた曲という認識ってどれだけあるんだろう…
というのも、サビだけ聞くとものすごく普遍的な「未来へ」を歌っていて、それがまた歌詞が良くて、
それで成立している感がある。
サビに母、って入ってたら、なんか狭い曲になっていた気もする。
サビの素敵さに惹かれて、しっかり聞きこむと母へ送る歌と気づく…二度おいしいなあ。
深いなぁ。二層構造だなあ。素晴らしいなあ。

・瞳をとじて/平井堅
「君を映す」<「君を描く」時間がかかる感じ。なるほど!
歌詞の中で、時間そのものを描かずに時間を感じさせる高等テクニックというやつですね。
ところで、この曲も、3月9日も、瞼の裏にあなたを思う曲ですね…これは泣ける鉄板シチュエーションか…?

…と、まだまだ名曲解説はある(というかしてもし足りない)のですが、この辺で。

講座とかトークショーでは、いろいろ語ります!⇒http://mayumi-kon.lyricsartist.tokyo/pages/1424772/page_201711142137

ぜひお越しください~^^