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本質を見抜くのは難しいものです。結局、見抜けないかもしれない。でも、見極めようとする姿勢は思考をどんどん深くします。三木谷浩史 楽天グループ・創業者
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12月に入り、今年1年のラスト・スパートに
入る時期を迎えていますが
それと並行して、今年1年の着地予想にも
取組みたい時期になります。
1年を通じて、自社がいくら稼いできたのか
概算でよいので、売上や、経費、利益の合計を出して
年間の成果を、ざっくりと確認してみることで
残り1か月をどう過ごすかを考える材料も得られます。
特に、利益が大きく出ている人は
税理士に相談するなど、節税にむけた対策を
検討・着手する時期でもありますし
事業の拡大に向けて、銀行や信金に
資金調達の相談をする人もいるでしょう。
前回の投稿とも関連しますが
税理士や銀行など、お金の専門家の方々と
お付き合いする際には
こちらも同じ業界用語や共通言語で話をすることで
意気投合しやすくなります。
その共通言語が、「会計」です。
会計の勉強と聞いて、苦手意識が
心に湧きあがる人もいるかもしれません。
まずは、簿記3級レベルの入門書から
はじめて見ると、徐々に会計の世界が
見えてきます。
会計の勉強に当たり注意が必要なことは、
時流や流行りに惑わされないことです。
例えば、最近なら、インボイス制度など
タイムリーな話題を大きく取り上げた
本は、会計の入門書として
必ずしも適切とは言えません。
マーケティング的なテックニックというか
時流に沿ったキャッチコピーで本を買わせようとする作為あり
会計の本質から外れた内容になっている可能性が高いからです。
そういう本は、会計の基本が身についてからでも遅くないのです。
それよりも、もっと大事なことは
地味ですが、まずは簿記3級レベルの
基本用語をある程度知っている
というところを目指して勉強してみると
税理士の話が、かなりクリアに分かるようになります。
簿記3級は、英語学習で言えば中学英文法です。
簿記検定は受けなくてもいいので
まずは、会計用語に慣れ親しむレベルで
入門書を紐解いてみましょう。