前の記事で書いたような経験をした後でも
しょっちゅう、「死にたい」と思うことはありました。
そんなことを思ってはいけない、そんなことを思うのはダメな人間などと
その気持ちをなくそう、なくそうとすればするほど、苦しくなりました。
あるときから、そういう思いを抱くことにもオッケーを出しました。
そういうことを思ってしまう自分の心に、「降参」したのです。
そういうことを思ってしまう自分を許して、責めないようにしたのです。
そういう感情を、そういう自分を、離れて眺めている感じです。
そして、「あー、もう終わりにしてもいいかもねー」
「じゃあ、明日、終わりにしようか」「その前に、あの恥ずかしい日記を捨てなくちゃ」とか、
その気持ちと「戯れる」のです。と、いっても、苦しいです。
でも「この気持ちをなんとかしなきゃ」とか
「死んだら周りに迷惑がかかるからだめ」とか
自分を責めているときよりは、ちょっと、力が抜けて心が緩みます。
そのうちに、
「ほっといたっていつか死ぬんだから、焦らなくてもいいんじゃない？」とか
「私が今死んだら、あの人は喜ぶだろうな、悔しい！」とか
「貯金を使い果たしてからにしてもいいんじゃない？」とか
別の思いや感情が湧いてきました。
そうやって、死にたい気分をやり過ごすということを、何度も繰り返してきました。
だって、湧いてくるものはしょうがないんです！
「死にたいと考えている」んじゃないんです、「そういう気分が湧いてくる」んです。
そして、そんなふうに思っていたって、頭の中と裏腹に、心臓は動いてる。
もう、この思考は私のせいじゃなーい！私のものじゃなーい！知らーん！と
投げ出していいと思ったのです。
そういう自分を全部、受け入れて、いい・悪いを考えないで（ジャッジしないで）
そう思う理由も考えないで、流れるままにやり過ごすようにしていました。
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