LIVESTRONG Day 関東 2019に参加してきました。
今年のテーマは、『がんで失ったもの、得たもの』でした。
グリーフという言葉を最近よく耳にします。
多く使用される場合には、遺族に対するケアとしてグリーフケアという言葉が使用されます。
今回の講演では、グリーフというのはとても身近なことという話しがありました。
それは、何かを“失った時に感じる悲しみ”
例えば、
物をなくしたとき
転勤や引越しなどで住み慣れた場所を離れるとき
病気で手術をして体の一部を取ったとき
大切な方が亡くなったとき
と、様々な場面にグリーフがあるということでした。
身体の状態や、その時期によっても違いがありますが、リンパカフェへの相談者の声の中でも、手術で身体の一部や機能、あるいは今までの暮らし方、趣味や仕事に対して、失った思いや支障を来していることを、お話していただく方が居ます。
講演の中で、グリーフ(喪失感)は、乗り越えれるものもあれば、なかなか難しいものもある紹介がありました。
それは、このような感情自体は、正常な反応であり、乗り越えれないことが悪いことということではないという内容でした。
理由として、失っているだけでなく、発見できること、得られるものがある。例えば当たり前だと思っていたことが、実はとても素敵なことだった、幸せなことだったということに気づくことがあると、講演内容にありました。
リンパカフェは、「安心して暮らすこと」をテーマとして活動を続けています。私達に出来ることは「切れ目なく寄り添うこと」
もし一人で乗り越える事が困難な時、辛い時、私達はその思いのままを受け止めます。
直ぐに解決する事が難しい時こそ、その思いや時間を、誰かと共有して欲しいと、私達は考えています。
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Japan for LIVESTRONG創設者 Binzee Gonzalvo氏と
リンパカフェ創設メンバーの2人の写真