それなりに聴ける程度の音質で録音が可能ならば、これまでに紹介してきた機材で十分すぎる。私が主に使用する楽器はギターだが、ギタリストというよりもコンポーザーとしてギターをメインに利用しているという方が正確なのかもしれない。

 だから、ちゃんと音が出るのならギターにもこだわりはないのだが、エレキギターは他にも所有しているので、今回はそれを紹介してみようと思う。

 

 まずは、2001年頃に手に入れたのが、Fender Japan製イングヴェイマルムスティーンのシグネイチャーモデルのストラトキャスター。’71年モデルのストラトがベースになっていて、メイプルネックの21フレット。ネックがやや細めで、スキャロップドフィンガーボードになっているため、非常に弾きやすい。ボディカラーはイングヴェイがメインとして使っているイエロー。

 当時、タップ寸前にまで追い込まれていた私を見兼ねた叔母がプレゼントしてくれた。14万円ぐらいするまさに豚に真珠のギター。

2000年代初頭に録音した曲には、このギターで弾いているものもある。

 

 

 

 

 2019年、長い沈黙の後、私は楽曲制作を再開したが、その頃にメインギターとして使用していたのがこちら。敬愛するギタリストであるカイハンセンと同じVシェイプのギター(一般的にはランディローズV)で、2012年にネットオークションで2万円程度で入手したもの。カイハンセンがHELLOWEEN在籍時に使用していたピンクのVシェイプは、ドイツのRockinger製だが、こちらはRockiuger。要するにバッタものであろう。調べてみるとどうやら日本製らしい。

 ボディカラーはシルバーだが、少し黄みがかった合金のような珍しい発色をしている。指板はローズウッドで22フレット。ハムバッカーが2つ搭載されていて、ストラトでは出ないパワフルなサウンドが出るので、最近のレコーディングでは多用している。俗にランディVと呼ばれる非対称のV型なので、かなり軽量でフィット感があるので普段弾きとしても今でも愛用の一品。

 

 

 

 

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機材のお話【その1】~【その5】はこちらからどうぞ。

 

おおよそ35年前、最初に持ったギターのお話。

 

 

エフェクターのお話過去現在。

 

 

初期のレコーディングで活躍した2本目のギターのお話。

 

 

レコーディング用のアコギ、ベースのお話。

 

 

録音機材のお話。