建築コンペに応募をかけ、
締め切りの日を迎えました。
正直、
「応募ゼロだったらどうしよう…」
という不安もありました。
しかし蓋を開けてみると——
なんと、3社から応募が!
この瞬間、本当に驚きました。
■ まさかの“遠方の設計事務所”からの応募
応募の中には、
近隣ではなく 遠方の設計事務所 もありました。
「遠方から応募してきたのはありがたいけど、
どうやって現場管理するんだろう?」
そんな疑問も正直ありました。
その一方で、
遠方のプロが魅力を感じてくれるほど、
この土地にポテンシャルがあるのだと、
少し自信にもつながりました。
■ 先代のオーナーの想い
一方で、先代のオーナーは心のどこかでこう思っていたはずです。
「どうせ建てるなら、地元の会社に任せてあげたい。」
土地を守り、地域に根ざして生きてきた方だったので、
“地元を大切にする精神” がありました。
最終的に私たちは、
応募してきた 地元の建築会社 にも声をかけ、
設計依頼をスタートしました。
(※この「地元で固めていく話」は、後の章で詳しく書きます。)
■ 企画の基準は「自分も住みたいと思えるか」
賃貸マンションの企画には、
さまざまな考え方があります。
・利回り重視
・コスト重視
・デザイン優先
・家族向け or 単身向け
いろいろな切り口がありますが、
私が大切にしたのは、ただ一つ。
「自分自身が住みたいと思える建物かどうか」
理由はシンプルです。
・手抜きの設計は、入居者に見抜かれる
・愛着を持てる建物は、長寿命になる
・オーナー自身が好きになれない物件は育たない
特に、地元で賃貸経営をする場合は尚更です。
■ 地域の人口動向と生活スタイルを深掘りする
賃貸マンションは“需要”で成り立つビジネスです。
特に地方では、需要調査が非常に重要になります。
そこで、
・愛媛県の人口動向
・松山市の世帯構成
・福角町・堀江エリアの暮らしやすさ
・賃貸派とマイホーム派の比率
・近隣の家賃相場
などを徹底的に調べました。
入居者が求めている生活は何なのか?
どんな家族が暮らし、どんな未来を描くのか?
ここを理解しないと、
本当に“選ばれる建物”はつくれません。
■ 「賃貸派」の家族にとっての“理想の住まい”とは
マイホームを購入するには、
親の援助が必要になるケースも多く、
若い世代にとって負担は大きいものです。
そんな方々にこそ、
私たちの賃貸マンションで
素敵な家族の時間を過ごしてほしい。
そんな想いを込めて、設計イメージを固めていきました。
「精一杯の生活の中でも、
安心して暮らせる住まいを提供したい。」
その軸がブレないように、
設計段階から丁寧に企画していったのです。
■ 次回は“建設会社3社との実際の面談”へ
どの会社が、どんな提案を持ってくるのか?
本気度はどうか?
プレゼンの内容は?
地元企業、遠方の設計事務所、それぞれ特徴がありました。
次の章では、
3社との打ち合わせ・プレゼン・比較検討のリアル
をお話しします。