アルムナイ＝卒業生・同窓生
コンサル会社では、
会社を退職することを、卒業すると言ったりします。
週末、その卒業生たちの集いがありました。
かなりの人数が集まっていて、
こうした集まりに参加するのは初めてではありませんが、
改めてそのパワーを感じ、私はただただ驚くばかりでした。
在籍の時代や年数、所属に関係なく、
一同が集まりフラットに話ができる。
オフィシャルに行うわけではないのに、
現役の社長や会長、社員が参加したりする。
ネットワークを大事にしていると言えば聞こえもいいけど、
もちろん、
自分の事業や仕事に結び付けたいと思っている人もいるとは思うけど、
ただそれだけじゃなくて、
その会社にいたことを誇りに思い、
懐かしい同僚や先輩、後輩に会えること
近況を報告しあえることを楽しみにして、
たくさんの卒業生が集まれる会社もそうないんじゃないかなと。
私自身もそういう場所にいられたこと、
それ自体も財産なんだなぁと改めて感じたのでした。
現役の社長も
卒業した社員が活躍して欲しいと願っていて、
卒業した社員が活躍することが、
在籍していた会社のブランド価値を上げることにもなる。
そういう考えは、一般にはなかなか馴染まないかもしれないですね。
普通の会社だと、
辞めた人＝裏切り者
的な視点もあるみたいなので。
でも、
人材輩出企業と呼ばれる会社ではよくあることだと思いますが、
辞めた社員といい関係を作っておくことも、
会社にとってすごく重要なんでしょうね。
辞めた社員にとっても、
自分で会社を立ち上げている人も多いし、
実家の仕事を継いでいる人もいて、
縦や横のつながりを大切にされている方が
本当にたくさんいるなと感じます。
私も自分で事業を行うようになったら
そのつながりの大切さを実感するのかな。
そこまでいかなくても、
懐かしい人に会えたりして、
大学の同窓会のような、楽しい時間でした。
盛り上がりは、それ以上かも？
面白いのは、
その会社も一緒だったし
（在籍時期は違うので、当時は知り合いではないのだけど）
次に転職したコンサル会社で一緒に働いていた上司や同僚も
いたりして、
なんとも不思議な再会気分を味わいました。
いろいろなことをやっている人が
本当にたくさんいて、
「コンサルタントの人って、辞めた後どこで働いているんですか」
なんて質問を受けることもあるのですが、
「何でもいます」
としか言いようがないなと思いました。
半分以上は、
いわゆる会社、組織には所属していない気がする。
自分で会社やっている人なんて歩けばぶつかるほどいるし、
医者も、弁護士もいるし、
気功の先生とか、歌手もいるし、
大企業の役員とかもいるし、
広告代理店で働いている人もいるし、
教師とか、学生やっている人もいるし、
農業やっている人もいるし、
何やらほんと、何でもありだなと。
ある意味このひとたち全員味方だなと、
私も何でもありだなと、
そんなパワーをもらって帰ってきました。
いい組織にいれて、よかったな。
つれづれ、まとまりなく書いてみてしまいました。