賞より相性 | うさぎのしっぽ 猫のあしあと

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ほとんど自己満足なような…

先日芥川賞と直木賞が発表されて、


その後大分色々な文学賞やなんとか大賞が発表されたりしていますが、


本当に沢山の賞がありますよね。


結構有名な賞から、あまり聞いたことが無い賞まで幅広く。



勿論受賞作品は、何かどこか光るものがあるから受賞しているんだと思いますが、


じゃあそれが皆素晴らしいと思うかというと、それはまたそれぞれ・・・。



学生の頃、芥川賞を受賞した作品を片っ端から読んでみようと思って、


頑張って結構な量を挑戦しましたけど、流石に最後まではいきつかず、


途中で疲れてしまいました。



割と最近の方から読んでいったんですけどね。


それでも芥川賞作品の多くは、正直に言ってあまりよく理解はできないものが多くて…。


直木賞は売れている、よく読まれている作品という話もありますが、


個人的にはそれほど面白い!と思った直木賞作品も、沢山は無く…。



私の感覚が人とずれているのかもしれませんけど、


結局のところ、本なんて相性なんですよね。


好みも十人十色なんですから、賞をもらった作品が必ずしも自分にしっくりくるとは限らない。


無冠の作品でも、物凄く好きな作品も沢山あります。



ただ、今は本当に物凄い量の作品があふれていますけど、


ずーーーっと昔から世界中で読み継がれているような所謂「名作」は、


やっぱり凄いな、と思うところが沢山あります。



そういう作品は、その当時はそんな賞なんてありませんけど、ずーっと読み継がれたわけで、


それがやはり一番「名作」たるゆえんなんだろうなと思います。


オーディエンス賞が必ずしも第1位になるとは限らないコンクールの世界と、


もしかしたらちょっと似ているのかもしれません。



賞より人々に広く共感を呼ぶ作品、賞より相性、なのかなと、


一応は読んでおこうと、読んだことのない「○○賞」受賞作品をざっくり読んで、


そう思いました。