「図書館戦争」「県庁おもてなし課」「空飛ぶ広報室」
話題になっているだけでも凄い数ですけど、どれも結構な濃さとキャラの濃さなのが凄いです。
以前何かの番組でインタビューを受けているのを見たことがありますが、
ご本人なかなかの肝の据わった方だなとお見受けしました。
そして、この方自身が結構さばさばした感じで面白い方なんですね。
人柄がそのまま作品に出ている感じがしました。
なんでこんなに映像化されたり、漫画にもなったり、ともかく売れるのかなあと思ったんですが、
読みやすいんですね、ともかく。
設定が面白いということもありますけど、基本的に重々しく書いていないのでとっつきやすい。
ライトノベルな感じもします、「図書館戦争」なんかは特に。
でも、内容としてはメディア良化法なんて、危ういものがテーマになっていて、
結構な考えさせられる内容も入っています。
だから読む対象としての年齢層も広くなって、これだけの読者層があるのかなと。
「図書館戦争」の場合は漫画の威力もあるかもしれませんが。
私自身は全部読んだわけではないんですけど、
今のところ「県庁おもてなし課」と「植物図鑑」が面白かったなと思っています。
「図書館戦争」も面白いんですけど、結構個人的には考えされられちゃっているので、
こうさらっと読んで面白いってなると、上の二つかなと。
軽すぎず重すぎず、絶妙なバランスで出来ている作品だと思います。
本当に色んな角度色んなジャンルの作品がありますから、
是非自分にあった有川作品を見つけてみて下さい。