百人一首を覚えましょう 33、ひさかたの~ | うさぎのしっぽ 猫のあしあと

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日課なんで。。。


ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ      紀友則



百人一首の中でも1,2を争う有名な歌ですよね。


わかりやすいですし。人気があるのもわかる気がします。


ひさかたの は枕詞。日や空、雨といった、天体にかかわるものにかかるんだそうです。


ここでは「光」で、直接天体のものではないですが、これは「日の光」が省略されているので、構わないとされています。


しづ心なく は落ち着いた心もなく、という意味。


花はここでは桜の花をさしています。


日の光ものどかな春の日に、何故桜の花は、落ち着いた心もなく、散り急いでいるんだろうか・・・。


というような意味になります。


確かに桜の花、すぐ散っちゃいますもんね。長閑でのんびりした日に、桜だけハラハラと舞い散っていると、そんなに急ぐな…って言いたくなります。(苦笑)



作者の紀友則は、紀貫之の従兄と言われていますが、年が相当離れていたらしく、20くらい離れていたんだそうです。


三十六歌仙の一人に選ばれていますし、古今集の選者の一人にも選ばれていて、歌人としてはすぐれていたようですが、出世はなかなかできなかったようです。


もしかしたら、なかなか思うようにいかない我が身を考えて、そんなにせかせかするなよ…と桜に問いかけていたのかもしれません…。


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散っている桜は無いので、白い桜です。


イメージとはちょっと違うかもしれませんが・・・。