気になっていて、観たかった映画。やっと見ました!
面白かったです~。ちょっとほっこり幸せになれる映画です。![]()
全体に穏やかで、やさしくって、そして画もとっても綺麗。ホッとします。
導入のところも、オリジナルの絵本「月とマー二」の朗読から入るんですけど、この絵本がまた素敵です。
そして、お話全体を通してこの少年マーニと月のエピソードが、原田知世演じるヒロインの気持ちのカギになっているところがあるんですけど、この月と少年マーニの関係がいい。
少年マーニはいつも月をかごに乗せて東の空から走っているんですけど、あるひ痩せ細った月がマーニに、太陽をとって…とお願いするんです。太陽がまぶしいから…と。
でも少年は、ダメだよ、太陽をとったら月がいなくなっちゃうから…と答えるんです。![]()
そして夜に道を歩いている人が迷ってしまうと。
大切なのは、君が照らされて、そして君が照らしている、ということなんだ…と。![]()
いいですね、この絵本。
やさしくって、でもしっかりしたメッセージのあるいいえ本だなと思いました。
そしてこの絵本がベースになって、映画のお話があります。
舞台になっているのは北海道にあるカフェ・マーニ。手作りパンと季節のお料理のお店。
ヒロインは実は東京の出身らしく、小さいころから月とマーニの絵本が大好き。いつか自分のマーニが表れると信じていて、
北海道にに来る前、ヒロインはずっと自分のマーニを探して、待って…でもなかなか見つからない…。
色々抱えて疲れきっていたら、大泉洋演じる水島くんが 一緒に北海道で暮らそう、と言ってくれて、二人で北海道の田舎でカフェ・マーニを営んでいるという設定です。![]()
そして、そのカフェ・マーニに色々な事情をかかえた人たちがやってきて…
やがてその人たちを通して、ヒロインも少しずつゆっくりと癒されていって…そんなお話。
大泉洋さん演じる水島くんがほんとに素敵な旦那さん![]()
もともと大泉さん、結構好きな役者さんなんですけど、この映画の役は自然な大泉さんの雰囲気に合っている気がしました。
本来気が利いてやさしいあったかい人なんだろうなと思います。
そして、原田知世さん、おいくつ!?ってくらい若い…!
いつまでも少女のような人っているんですね。。。
お二人の静かで優しい演技がいいです。癒されます。
で、何よりこのカフェ・マーニで大泉さんが作っているパンが美味しそう!!!![]()
滅茶苦茶食べたくなります・・・。
あんなに美味しそうなパンだったら、食べたら幸せになるだろうなあ…と思う(笑)
大体こういうトーンの、「やかまし村」とか「阪急電車」とか、そんな感じの映画好きなんですけど、久しぶりに好きなトーンの映画に出会いました。![]()
疲れたなあ、ほっこりしたいなあ…と思った時には、是非是非、おすすめの作品です。![]()