父と娘の幸せな旅立ちへの12日間 その④ 抗がん剤を使う? | 神戸⭐️生命の樹カウンセラー、カラーセラピスト、寄り添い人、マンダラエンディングノートファシリテーター、看取り士

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こんにちは^o^
ヌーベルエトワールのくみこです。
 
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これは先日見た夕陽です。夕陽を見るのって大好きです。癒されますね。
いつか、世界中の夕陽の美しい場所を訪れたいです♪
 
さて、
前回は、小腸に腫瘍がみつかったところまで書きました。

亡くなった父と過ごした時間を振り返るためにブログ書いております。
あくまで私の父に対する主観で書いているのと、治療法などもどれが良い、どれが悪いというものではありませんのでご理解くださいませ。
 
腫瘍がみつかったとあれば、治療はどうするのか?選択しなければなりません。
 
抗がん剤を使うのか?その他の薬を使うのか?全くなんにもしないのか?
 
普段の通院は私が付き添えないこともあって、父と母とふたりで通っていました。
 
病気について詳しく調べたこともなく、知識もない老夫婦ふたりです。

主治医の先生が説明してくれるものの、理解できないことも多いのです。素直で物分かりの良い患者を演じてしまうことだってあるかもしれません。

父がええかっこしい?のタイプだったんです。(これは、私の父に感じた主観です。わかってないのに理解できてるように振舞ってしまう。体調悪いのに、どうですか?も聞かれても大丈夫ですと言ってしまう。全ての方がええかっこしいと言っている訳ではありません。)

 
父のいないところで、これからの治療法についてもう一度説明して欲しいと申し出ました。
 
かなりしつこく質問しましたね。
きっとウザい奴と思われてたことでしょう。

主治医からは、ベルケイドという抗がん剤での治療を勧められました。
 
副作用についての冊子を渡されたんですが、冊子ですよ!
ほとんどのページ、ベルケイドの副作用についての説明ばかり。
 
こんな副作用が出たら、父は参ってしまう!って思いました。
 
主治医に率直に質問しましたよ。
「もし先生のお父様が父と同じ状態だったら、ベルケイド使いますか?」って。
 
そしたら、「今は、歩けるからステロイドは試します。」と。
 
素直にね、ベルケイドやります、って言ってたら、ステロイドなんて出て来なかったと思います。ステロイドは抗ガン剤じゃないのです。
 
ステロイドがもし効いたら、腫瘍が大きくなるのを遅らせることができるかもしれない。
もし、かもばっかりですけど。
だって、小腸に腫瘍できた患者、ほぼ初めてですから。データ持ってないですから。
 
父とふたりきりで話をしました。
 
「お父さん、これから治療をどうするかっていう話なんだけどね。ベルケイドっていう抗がん剤があってね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「で、どうする?」
 
結局、父は、抗がん剤の治療はきっぱり拒否しました。

痛かったり苦しかったりするのだけを取ってくれたら良い。その代わりにステロイドは試してみると決めました。
 
結果として、ステロイドが良く効いて、始めに告げられていた余命より遙かに長く生きることができました。
 
病気になったら、治療や薬など、選択を迫られることがとても多いです。それもゆっくり考える時間もなく答えを求められます。
 
なので、当事者本人に任せるだけでなく、ぜひ、だれかが付き添ったり、話を一緒に聴いてあげて欲しいのです。本人にとって納得のいくベストな選択ができるようにお願いします。
 
父が亡くなってから、産経新聞に出ていた記事をみつけました。参考になれば幸いです。
 
一体抗がん剤ってなんなんでしょうね?
効くと言ったり、効かないといったり。
 
次回は余命について書いてみますね。