久しぶりの更新です。ちょくちょくのぞいてくださっていた皆様
ありがとうございます。
去年のブログにもちらっと書きましたが、昨年8月に乳ガンで
亡くなった河野裕子 さんの遺歌集「蝉声」(せんせい)が
6月12日に発売されることになりました。
死の間際まで歌を詠むことを止めず、最後まで家族への愛を
紡ぎ続けたその姿勢は多くの人々の感動を呼び、何ヶ月も
その死を悼む短歌が新聞社などに寄せられたそうです。
産経新聞で連載されていた河野裕子さんとご主人のエッセーも
「家族の歌 河野裕子の死を見つめた344日」という題名で
出版されることが決まったそうです。
亡くなる前日に詠まれた歌を1首、紹介します。
「さみしくて
あたたかかりき この世にて
会ひ得しことを 幸せと思ふ」