角川エンタテインメント
SAW ソウ DTSエディション

主演 ケイリー・エルウィズ (Dr.ゴードン)

    ダニー・グローヴァー (タップ刑事)

    モニカ・ポッター (アリソン・ゴードン)

    リー・ワネル (アダム)


監督 ジェームズ・ワン




【ストーリー】

アダムが目覚めると、そこは真っ暗な空間。

部屋のどこかで声をかけてくる男がいる。電気のスイッチを見つけてつけてみると、

そこは薄汚いバスルームであった。

そして自分と相手の男、ゴードン医師は部屋の隅のパイプに鎖でつながれていた。

部屋の中央には頭をピストルで撃った自殺死体。ピストルとカセットテープが握られていた。

二人のポケットにはカセットテープが残されていて、

アダムには「薄汚い覗き屋め。今日はお前が死ぬところを覗くがいい」

ゴードン医師には「妻と娘を助けたければ、アダムを殺せ」というメッセージが残されていた。

また、糸のこぎりが2つ。助かりたければ足を切れという意味である。

タイムリミットは数時間後の6時。

二人は助かるのか・・・



【感想】

どうも後味が悪い映画を見てしまった。

バスルームに閉じ込められた二人だけを映すのかと思ったら、ゴードン医師の話による回想シーンや

この死体の皮からジグソウパズルのピースを剥ぎ取る「ジグソウ」と呼ばれる犯人を追う刑事の話が

複線となる。

犯人は人を閉じ込め生き残るために何かをさせる、それをゲームと呼び楽しんでいる。

そのゲームは生き残るために、自分を痛めつけるか、もしくは誰かを殺すか、

そういった残忍なゲームである。

ジグソウはそれを最前列の席で見て楽しむ。


後味の悪さはかなりのもの。

今まで見た後味の特に悪い映画は「es 」と「メイ 」であるが、競うくらいの悪さ。

でも「es」は内容が面白かった、この「SAW」もドキドキして観られた。

「メイ」が面白くもナシ、後味の悪さ満載で、最悪かも・・・(救いようのナイ映画)


初めてタイトルを見たとき、「SAWの意味は初めはseeの過去形?などと思ったが、

のこぎり」の意味。

でも、いつも最前列で惨劇を鑑賞するのが好みのジグソウ。「みた」というのも引っ掛けているのだろう。


以前読んだ、大好きなスティーヴン・キングの短編で、こんなものがあった。

確かタイトルは「生きのびるやつ」

ある悪徳医師が豪華客船で航海中、船が難破して、小さな無人島に漂着する。

島というより岩場のようなところ。

生き残るためにどうしたらいいか・・・持っているものは食事用のナイフだけ。

まずは島にあるものを食べる。次にカモメや魚?を捕まえて食べる。

最後には自分の右足を、左足を切って食べる。

生き残れば、自分は大金持ちなのだから、いくらでも義手義足はある、と。

今まで読んだどのホラーよりも恐かった。吐き気がした(涙

この「SAW」という映画は、「のこぎりで足を切れ」という部分があるせいで、

キングの短編を思い出してしまった。


後味の悪さはトンでもない。「es」とは別の後味の悪さである。

セブン 」に近いものがあるような感じ。


しかし映画のつくりとしてはとても面白かった。

二人が監禁されるまでの複線に無駄がない。あぁ、あのときのアレはこの意味だったのね・・・

みたいなところがイッパイある。もしかしたら気づかずに見過ごした部分もあるかもしれない。

・・・・・でも何度も観たい映画じゃないなぁ(^^;

ラストでも私たち観客の予想を思い切り裏切ってくれる。

ネタバレ後の突っ込みどころは結構あると思うのだが、その辺は忘れさせてくれる・・・・かもw


聞いたところ、かなり短期間、かなり低予算で作られた映画らしいが、第2作目が近々公開ということで

かなり成功した映画のようだ。

・・・・・低予算、短期間、「ブレアウィッチプロジェクト」みたいだなと思ってしまったw 

(観ていないのですが・・・ゴメンナサイ^^;)



お勧め度 ★★★☆☆


点数をつけるのがかなり難しい。とても面白いが・・・なんだかストレスを感じながら観たせいで

2度と観たくないかも・・・珍しくメイキング等のオマケを観なかった。




(追記)

スティーヴン・キングの「生きのびるやつ」は

扶桑ミステリー「ミルクマン」スティーブン・キング著に収録されています。

スティーヴン キング, 矢野 浩三郎, スティーヴン キング, 矢野 浩三郎
スケルトン・クルー〈3〉ミルクマン