先日購入したコンデンサーマイク AKG C214が届いた。
こんな頑丈そうなケースに入ってくる。
ケースを開けると…
マイク本体(左)とショックマウント(右上)、ウィンドスクリーン(右下)が入っている。
マイクとウィンドスクリーンの間の白いものはシリカゲル(乾燥剤)。
マイクを取り出してみるとこんな感じ。
上部の金属網の中に丸く見えるのがダイアフラム(振動板)で、これが震えて音を拾う。
本体正面向かって左側面にあるスイッチ。
-20dBのアッテネータ。これを-20dBに合わせると、入力が減衰する。
本体向かって右側面にあるスイッチ。何の説明も書いていないので、上位機種の物でこれではダミーなのかと思ったのだけれど、説明書(ケースのスポンジの裏に入っていた)を見ると、スイッチを下にするとBassCutFilterが作動するそうだ。
低い周波数の雑音をカットするためのスイッチ。
確かにそう言われてみれば、フラットな上の絵図に対し、下の絵図は低音部を減衰させているアイコンに見えるね。
途中は省いてマイクアームに取り付けたところ。
今まで使っていたmarantz MPM-1000に付属していたショックマウント(下写真)のマイク保持は、両側から挟み込む板バネ式だったけれど、こちらのマイクと同梱されていたショックマウントは底部ねじ込み式。
これは甲乙つけがたいっていうか、どちらもしっかり固定できる。
けれど、今現在の私はマイクを使う場所が完全に固定されていなくて、指向性のあるマイクをしっかり自分の方へ向けるために都度小さな向き調整をしている。そんな状況の時は板バネ式(写真右上下に飛び出たつまみを挟むように力を入れるとマイクを包む円筒のバネが緩む仕組み)の方が簡単に調整しやすいかなと思う。
ただ、全体の造りはAKGの方がしっかりしているし、ショックマウントたる所以のゴムのかけ方も違っていて面白いね。
(marantz MPM-1000のショックマウント)
(AKG C214のショックマウント)
全てを点で支えようとするmarantzに対し、AKGは最小限だけ点で支えている。
まだAKGは然程使っていないので、何とも言えないけれど、少し使ってみた中ではしっかりゴムが効いて余計な音を防いでくれているように思われる。
marantzの方はこれに比べると少し動きが緩慢なのと、使っている内に内側のマイクをホールドしている部分が斜めになってしまい、それを基に戻すのが面倒くさかった。AKGの方はそういう現象は起きにくいと思われるので、やはり値段分の差はある感じかな。
まだ実際の収録には使っていなくて、少しだけテストで録音をしてみた。普段の環境と違うので、感想を言うのは憚られるけれど、乱暴に言っちゃうと、人の話す声を録音している程度では、流石にMPM-100と「明らかに違う」なんて感想はもてない。
「普通に録音できたね」…そんな感じだな。
これから実際の収録に入れば、テストの時よりもっと普通に声が出て、様々な状況が生じて、その時に差が出てくるかもしれないし、「ジジイの老化した耳じゃ全然違いが分からーん」で終わるかもしれない。
それでも良いのだ。
前にも書いたけれど、これはジジイの趣味であって、実用とは関係ないこだわり(自己満足)の部分。
だから、「おれ、あーかーげーのしーにーいちよんもっているんだもんね」と心の中で大声で叫んで、気持ちの上で鼻の穴を3メートル位広げてふんがーふんがーとできればそれで幸せなんだよ。
あ、いまは「あーかーげー」って言わずに「えーけーじー」なんだっけ?しらんけど…
このマイクが届いて、目論見が外れた事…
AG06Mk2を買った時にセットでついて来たポップガードがうまく固定できなかったので、新たに買い足したマイクに直接取り付ける方法のポップガードがC214には入らなかった事。
でも、ウィンドスクリーンついているし、Bass Cut Filterあるし、ポップガードなくても行けるんじゃね?と思って、しばらくそのまま使ってみる事にする。
そして次の獲物は…
TANNOY ARDENの予算は確保したし、ZOOM PodTrak P4も買った。そして今回AKG C214も手に入れた。
そこまで贅沢ができたなら、次の目標は…
TANNOY GOLD5を2本欲しいな。
うちのパソコン用スピーカーはさ、もう10年以上使っている、一応「ALTEC」の名前を冠したアナログ入力専用スピーカーなんだ。
10年以上って言っているけれど、20年以上使っているかもしれない。
兎に角、うちの中ではかなり古い部類に入る生きた化石的存在なんだ。
だから、そろそろ新しいものに変えたって良いんじゃないかなって常々思っていたんだけれど、今使っている机がとても狭い(120cm幅)。パソコン作業専用の机なら問題ないんだけれど、空いたスペースを食卓にして、妻と向き合って座る都合上、24インチのモニタを置くと、横に大きなスピーカーをはみ出させる余裕がないんだ。
でも
でもでもでもでも、先日電動昇降機能付き180cm幅の机買っちゃったもんね。
この机なら、TANNOY GOLD5くらい余裕で置ける。
なんとか妻を篭絡したい。
問題は…
妻より何より、販売価格だ。
適正な価格は2本で44,000円。
しかし…正直価格で販売する店もあれば
年4回の楽天スーパーSALE開催!9月4日~11日まで!
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倍近い価格で販売する店もある。
あ、別に上に挙げた店だけじゃなくて、多くの店が多かれ少なかれ値段を釣り上げている。
まぁ需要に対して供給が少なければ仕方ないよね。
なにかとニュースを賑わしている、徹夜で並んで買い占めて値段を釣り上げる素人さんと違って、きちんとしたお店だもんね。問題ないんだよね…私はこういう店から買うつもりはない。44,000円で買える時を待つつもり。そこまで焦ってはいないよ。
奥行さえ問題なければ、Victor SP-EXAR3(下写真の左上のスピーカー)を使っても良いんだけれど、これ奥行きが結構あるから作業机の上には置けないよねぇ。
奥行きのないスピーカーなら、その隣のFOSTEXなんだけれど、こちらは奥行がない代わりに高さがあるし…
ただ、運よくGOLD5を買う事ができたら、次はDACとかパワーアンプが欲しいってなるのかな。
折角XLR対応なのだから、アンプ側にもXLR出力欲しいよねぇ…










