ルミナスです。
本日は、11月初回のお茶のお稽古、
「炉開き」の茶事がありました。
お茶の世界の1年は、
11月から4月までの“炉”、
5月から10月までの“風炉”
の時期の二つに大きく分かれます。
本日は特別に、先生が御主人(お茶をたてる側)。
先生のお点前をじっくり拝見しながら、
茶の湯の奥深さを味わいました。
炉開きの後は、七亊式の一つである、
「花月(かげつ)」の稽古。
※基本は、薄茶の点前をおこなう「平花月(ひらかげつ)」
なのですが、今日は投込み花月を行いました。
花月とは、五人一組で行うお点前で、
折据(おりすえ)という小さい紙のケースに
人数分の木の札を入れ、
各人が一枚づつ札を取り、次の人に回していきます。
木の札には、花、月、一、二、三の字が書かれていて、
"花"の札が当たった人が、ご主人として、お茶をたて、
"月"の札を引いた人が、お客様になり、お茶を飲みます。
五人の役割が次々に入れ替わり、
お点前(お茶をたてる行為)を行ったり、客人になったりと、
くじ引きの結果によって、役割がいかようにも代わるので、
常に周囲に気を配り、機敏に対応しなくていけない式作法です。
そして五人全員がつつがなくお点前ができないと、
全体の流れが滞ってしまい、皆に迷惑をかけてしまいます。
全員の動きがスムーズに揃ったら美しいのですが、
なかなかそのようには行かず・・・。
「お茶の作法は長く続けてはじめて身に付くものです。
短時間で身に付けたものは表面的で浅いのです。」
と先生がおっしゃいます。
お茶の作法に関わらず、他の事も、
「回数をこなして経験を積む」ということが基本なのでしょう。
そういえば、昨日英語でも、
Practice! Practice! Practice!と言われた。
話さないと必ず逆戻りすると。
だから話せ、必要とあらば一人ごとでも。
いつも洋服を着る時に、
「ボタンはどうやってかけるんだっけ?」
と考えることはしませんが、
それと同じようなレベルで、
自然にお点前ができるようになる日は
いつだろうか。。。