吉祥寺のアップリンクで映画を観ました!
ガザの美容室 という映画です。
日にちが限定的ではありましたが、なんとチケット代は100円でした!!スゴイ!
映画は2015年作だそうです。監督は女性かと思いきや、男性の監督だそう。
舞台はガザの小さな美容室でそこに集まる女性客たちの悲喜こもごもを女性の視点で描いた作品です。ガザという場所柄、戦争は当時から日常の中にあり、今も変わることはない、というかもっと危険な日常を送っているのだろう。。。と思いました。
戦時中であっても女性たちは髪も切りたいし、メイクもしたいし、エステも受けたいし、結婚の披露パーティもしたい、子供も生まれるし、パートナーとのいざこざだってある。
みんなの日常と戦争、そしてアラブの国ならではの男女間の差というものも感じられる映画でした。役者さんたちもうまく、時々この映画はドキュメンタリーだったかな、と思うほどでした。
深刻というよりも閉塞感が強く感じられ、舞台などにもできそうな群像劇という感じでした。
愛って何?
男性って何?
女性って何?
強さって何?
いろんな疑問も浮かぶ映画です。
停電になり外の爆音の中、カーラーを巻いたままの女性や
下着姿のエステ中の女性たちが感じる、すぐ外で起きている紛争、戦争。。。
暗闇の中で女性たちは、何をどう感じているのか、日常をどうやって過ごして明日を迎えようとするのか。。。
彼女たちの置かれている状況や理不尽さ、不条理などがわかる気持ちになれる映画でした。
