料理家の辰巳芳子さんのドキュメンタリー映画を観ました。
1度観てすごく美しい映像だったのでもう一度観ました。
2度観てもとても良かったです。
おもに四季のお料理の仕事ぶりについて映像で追っています。
体に良い、心にもあたたかいおつゆやスープがモチーフとなり、
辰巳さんの暮らす鎌倉の家や庭の植物とともに
食べ物の美しさが自然の美しさとともに切り取られています。
最初は単純にスープの作り方の説明の映画と思って観だしたのですが、
とてもすてきな心の通う映画となっていました。
料理の素材や産地や作り手の方々などに時々思いを馳せて、
できる限り丁寧に日々の暮らしをしていきたいな、と思う映画です。
無理しない程度にできる範囲で良いのだと思います!
特に印象的だったのは、
辰巳さんが時にユーモラスに時に心に正直に
ご自分の考えや人生について語っているところです。
とても心を打たれます。
気持ちが少し疲れた時や心が乾いているな、と感じる時などに観ると
ほっこりして楽になれる映画だと思います。
私は観ていてあちこちの箇所で涙ぐんでいました(^^;
おすすめです。
それからいのちのスープのポタージュ・ボン・ファムは本当に心に沁みる味です。
単純な材料なのになぜかあたたかい深い癒しとなる味でした。