テレビに元バレリーナの草刈民代さんが出ていました。

草刈民代さんは日本のバレエ界では有名ですが、

映画やバラエティなどにも出ていて、とても魅力的な人です!

 

その草刈さんが、後輩の元バレリーナに言っていたことが、

真を突いていてとても心を打たれました。

 

曰く

努力をして失うものがある

です。

 

私達は小さい頃から、

何に対しても努力を惜しまずに頑張るべき!という教育を受けてきています。

努力をして何かを達成し、目標にたどり着く、というストーリーは枚挙にいとまがありません。このような姿勢に私達はとても馴染み深く、好きかもしれません。

そしてこういった姿勢は非常に日本的な教育なのではないかと思います。

 

しかしバレエ界を牽引する草刈民代さんは

努力をしても到達できないことはある

(バレエはいくら努力をしても完璧にはならない)

むしろ努力することで失うものもある

と、言っていました。

努力よりも

どうすればその人が輝けるか、が大事であると言っていました。

 

 

司会者の方もテレビでそのような言葉を聞くのは初めてだ、と言っていましたが、

私もつくづく印象深い言葉だと思いました。

 

努力をして失うもの

 

努力や力みというのはエネルギーを硬くさせます。

硬くなってしまったエネルギーでは柔軟に自由にいろんなことを創造しにくくなり、

楽しむことも忘れてしまいます。

 

努力をして失うもの

 

それは現在を感じる心であり、今を楽しむ気持ちであり、

全体を見渡す広い視野です。

そして自分を労わり、大切にする姿勢でもあります。

 

第一戦で活躍した元バレリーナであり、

今もいろんな分野で活躍し、指導者でもある草刈さんだからこそ

このような真髄の言葉をサラッと言えるんだな、と感心しました(^^)

テレビを何気なく観ていただけなのに、すごく良い言葉をもらえました!