私が入った頃のスクールは本当に過渡期にあたりました。

大勢の優秀な生徒たち、そうそうたる卒業生の活躍、

次々に企画される魅力的なワークショップにレバナツアー。

目まぐるしく日々が過ぎていく中で、

私は夢中でとにかく授業のカリキュラムをこなすことに終始していました。

 

私にとってクリアサイトのとても良かったところは、

レバナの方針が徹底して本人の意志を尊重するものだったことです。

レバナは私達生徒に惜しみなくスキルや経験をシェアしてくれ、

またいつでも質問を受けてくれましたが、

まったく生徒に強制することはありませんでした。

 

つまりやりたいかどうか、浄化を進めたいのかどうかは完全に本人の意志に任せ、

それについて何かを言うことは一切ありません。

私にとってはこの徹底した本人の自由意志ベースというのは大変ありがたかったし、

私に合っていました。

 

私はとにかく口うるさい両親にいつも小言を言われて育ちました。

あなたはこうすべき、とかこうしなさい、

これが正しいなど要求が言葉や態度、無言の圧力でも常にあり、

自分の意志や欲求に気づく暇もないくらいでした。

両親に悪気はなかったし、根底には愛もあったのですが

それでも私の人格やありのままを否定するほどの厳しさもありました。

私はあまりにも人から批判や非難を言われることに慣れすぎ、

自分がしていることに何も言われないということがなかったため、スクール当初、

レバナの個人を尊重し信頼する方針に戸惑ったり拍子抜けしたりするほどだったのです。

 

しかし目をつぶって瞑想状態に入れば、

そこはもう自分と自分の感じるエネルギーだけの世界、

誰にも何も言われることなく自由に感じとれる世界がありました。

良いか悪いか、的を射ているのかいないのか、人にどう思われているか、などを気にすることなく、

自分のエネルギーの世界で自分の感じたままにとらえ理解して浄化をすることができる、

これは私にとって大変自由で楽しい、味わったことのない新鮮な経験でした。