京都芸術大学のフレスコ画講座に参加してきました!
すごく楽しかったです(^^)
前回はモザイク画講座だったのですが、同じ先生のフレスコ画にも参加しました。
フレスコ画とは石灰と砂を混ぜたモルタルが乾かないうちに粉末状の顔料を水で溶いて描いていく、イタリア絵画に多くある古典技法です。
フレスコ画は海外の壁画のある場所にわざわざ行って鑑賞するもの。。。と思い込んでいましたが、自分で描いてみることができるとは、ビックリでした!!
イタリア在住の長かった先生に古典技法を教わることのできる、めったにない機会!と思い参加しました(^^)
2日間の講座でしたが、ほとんどを画面の基礎のモルタル練りや乾燥に時間をかけて、絵を描いたのは2日目後半の数時間だけでした^^;
モルタル練りはものすごーく力がいる作業で、まっすぐな平面の画面にモルタルを作ることが、不器用な私にはどうしてもできずにガタガタな感じでした。。。
昔の人はこうしてモルタルを作り、乾かない湿ったうちに素早く絵を描いていた。。。と思うとその技術の凄さに驚きます。
フレスコ画の絵の具は顔料を水だけで溶いて使います。
チューブの絵の具ではなく顔料で絵を描くのも初めてで、最初はおっかなびっくりでしたがじきに慣れました。フレスコ画技法は日本画に近いとのことで、ほんの少しの顔料で良く、描くのも慣れると楽に感じました。油絵の具のようにたくさんの絵の具で描き進めるのとはだいぶ違いました。
細かな顔の表情を細ーい面相筆で描いていくのは、むずかしいけどとても楽しかったです!
顔の表情というのはほんの少し筆を入れただけでずいぶんと変わることがよくわかりました。顔を描いている時間がとても幸せに感じました♪
そして一番楽しかったのはやはり参加者全員の作品を壁に並べて、ご本人の感想を聞き、先生やアシスタントさんの講評を聞くことでした。模写だけど本当に個性が出てそれぞれ面白い!
最終的には絵は上手い下手ではないんだな、と感じました。
技術的なうまさよりもやはり描いたその人本人がどういう境地で描いているのか、どんなエネルギーで描いているのか、が大事な気がしました^^;
絵を描くことはエネルギーを使うことと同じだな、とつくづく思いました。
だって本当にその人の個性、人格や人生観などすべてが出るからです!
見本に好きな絵を選んで模写♪
私はジョットのキリスト生誕の絵を選びました!
ジョットがとっても好きです♪
下絵
1日目に小さいサイズで描いた試し絵
なんだか男らしい顔に。。。
できたのがこちら。。。ちょっとぎこちないです^^;
でも初めてだからこれで満足です(^^)
顔料が乾くとフレスコ画らしい乾いた絵肌に!



