さあ、いよいよ当日です!長くなるので2回に分けます。
まずこの話をするにあたって重要なポイントが、麻酔の種類です。これあとで出ますよ。伏線ですよ。
局所麻酔と静脈麻酔(全身)の2択だったんですが、怖いし静脈麻酔かなあとぼんやり思っていました。
しかし、看護師さんの説明。
「9割方、みなさん局所麻酔にされます。静脈麻酔はまれに終わった後に気持ち悪くなったりすることもあります。」
そんなこと言われたら、局所麻酔にしようかなってなるじゃないですか。日本人ですから。みんなと一緒が安心。(ダメ患者
そしてここまで局所麻酔を推してくるということは病院にとって局所の方が何か都合がいいみたいな事情もあるのでは…?と無駄に裏を読むダメ患者あぽろ。
「じゃ、じゃあ局所で・・・」
そんなこんなで、朝8時、病院へ!
普段の診療時間は9:30からの病院なので、たぶん採卵の人しか来ないのでしょう。私とあと2人、同じ時間に集合しました。
一番乗りだった私から順番にベッドが並ぶ部屋に通されます。カーテンで覆われてますが、隣のベッドとの距離は近い。あとの2人も続けて来たようです。私が最初に受けた説明「手術着に着替えて横になっていてください~うんぬん」という説明が輪唱のごとく3回聞こえます。
隣の2人に「がんばりましょうね!」と心の中で声をかけ、勝手に謎の仲間意識を抱いたところで呼ばれました。
えー、結論から言うとめっちゃ痛かった。
まず膣内の消毒?洗浄?で器具を入れられぐりぐり。
局所麻酔の器具?を入れられぐりぐり。
もうこの辺ですでに痛くてうがーっと変な声出るし、力抜いてとか言われるのに全然抜けないし。
で、採卵が始まったようで「はい、1個目~」とか声が聞こえてきます。確かに針で刺されてる感はないので局所麻酔は効いているようだ。でもたぶん採卵針の柄?が結局膣内でぐりぐりしてるので痛いのには変わりなく、ずっと痛がっていたら、先生が
「あぽろさん、静脈麻酔にしますか?」
自らご提案。
先生からそんな風に言われるなんて、きっと私痛がり方が他の患者さん比で尋常じゃなかったんだろうな・・・
で、静脈麻酔にしてもらいました。最初はイマイチ効きかなくて引き続き痛かったけど、だんだん眠くなってくる感じ・・・あーこのまま意識を失ってしまえば楽だわー・・・
と思ったのですが、そうは問屋が卸さなかった。
なんか他の人のブログで静脈麻酔した人の話だとみんな意識失って気づいたら終わってた、とか言ってたのに意識、なくなりませんでした。
例えるなら、寝落ち寸前の、半分意識あるけど半分寝かけてる・・・みたいな。
そんな状態ですから、最後の最後に何かがしがしやられた時に、完全に痛みVS麻酔の戦いは痛みの勝利に終わり、覚醒。
もうすぐ終わりますからね、もうすぐ終わりますからね、と慰められながら痛みに耐え、なんとか終了。はあ、できればもう二度とやりたくない。
そして、もし妊娠した暁には、無痛分娩にしようと心に誓うあぽろなのでした。
(だって器具でぐりぐりやられただけであんなに痛いのに、同じところから人間がぐりぐり出てくるなんて絶対耐えられない!)