中1の2学期から、息子は朝の体調不良から学校に行けなくなりました。
色々調べてやっと病名もわかり、親子で少しほっとしたのを覚えています。
息子の病気『起立性調節障害』の特徴として
朝は体調が悪いが、午後から夜にかけて元気になり普通の生活が送れるため
最初の頃、息子は夜寝る前には
『明日は絶対に学校に行く!』と意欲を見せていましたが
朝になると全く起きれないため
自分でも相当苛立ちがあったと思います。
その時の担任の先生に病気のことを理解してもらいたくて
放課後、学校に息子とプリントを取りに行くたびに息子の病気のことを説明をしていました。
そして、クラスメイトにも説明してほしい、とお願いしました。
なぜなら、学校を休んでいるのに休日や夜、出歩いているのを見られたら
サボリだと思われて、息子も外出するのを嫌がるようになると思ったからです。
後日、先生にどのように説明してくれたのかを確認すると
『○○は学校に来ていないけれど、病気で日中は体調が悪く
もしかすると、夜や休日に彼の元気な姿を見かけるかもしれないけど
決してサボっているわけではないから理解してあげてほしい。』
と、言ってくれたそうです。感謝です。
息子にもそのことは話し、気にしないで外出していいんだよ、と伝えました。
そして夜や休日は出掛けていましたが、平日は学校が終わる時間までは決して外出はしなかったし、
大好きなゲームやパソコンも学校が終わる時間までは絶対にしませんでした。
2年半の不登校生活でこのことだけは彼の中でけじめとしてやっていたようです。
このゴールデンウィ-クにも息子は中学の仲間とカラオケや野球観戦に出掛けていました。
今、こうして中学のクラスメイトとも、仲よくやっているのも
この1年の時の担任の先生がみんなに息子の病気のことを
伝えてくれたお陰かなぁ・・・と思っています。
不登校はサボリではありません!
学校に行かなくたってみんな悩んで、苦しんで、前へ進もうとしています。
でも本人はどうしていいかわからないのです。
見守るって難しいことですが、
まずは親が周りの子どもと比べるのはやめましょう。(私もずいぶん悲観しました・・・)
元気になったらすぐに追いつきます。
うちの息子も今は、普通の高校生と何ら変わらずやっています。
そして、本当に大切な人達はちゃんと待ってくれていますから。