Lulu's Salad Days
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江戸川乱歩の美文

江戸川乱歩著『二銭銅貨』から何処か哀れを催す人物描写を抜粋する:

そして広くもない座敷を、隅から隅へ丁度動物園の熊の様に、ノソリノソリと歩き始めたのである。

 

 

 

 

坂口安吾の美文

坂口安吾著『木枯の酒倉から』の「蒼白なる狂人独白」から立体感の有る関連箇所を引く。最後に「。」が無いのが少し許り気になる:概して俺はこの酒倉で最もへべれけに酔っ払う男の唯一人で、酒倉の階段を踏みはずすと窖(あなぐら)へ宙づるしにブラ下ったまま寝ちまうこともままあるのだ。そんな朝、目が覚めると、頭の下から足の方へ登ってゆく太陽を天麩羅(てんぷら)だろうかと眺めるんだが・・・・・・

美文 三島由紀夫の場合

どこか村上春樹風味だ。三島由紀夫著『「楯の会」のこと』から以下関連箇所を引く:

 

深夜、私は言葉を一つ一つ選び、薬剤師のように、微妙な秤(はかり)にかけた末、調合している。

 

此処にはウィットも散りばめられている:

 

一方、知識人たち、サロン・ソシアリストたちの社会的影響力は、ばかばかしい形にひろがった。母親たちは子供に兵器の玩具を与えるなと叫び、小学校では、列を作って番号をかけるのは軍国主義的だというので、子供たちはぶらぶらと国会議員のように集合するのだった。

閃きは電気?

名前には力が宿る。歌手クリスタル・ケイは其の良い例だ。

 

精神科医・越智啓子(おち・けいこ)著『目覚めよ、松果体』の第二章「第三の目とは何か」の「第三の目はどんな働きをするの?」から以下関連箇所を引く:

 

松果体は、クリスタルと同じケイ素(Si)でできています。

 

 

草薙剣(くさなぎのつるぎ)についての考察

 スサノヲの佩(はい)した十拳剣(とつかのつるぎ)はヤマタノオロチの尾に隠されていた草薙剣(くさなぎのつるぎ)に当たって欠けた。前者は後者より硬度が低かったものと見られる。

 

 戸矢学(とや・まなぶ)著『呪術と日本昔ばなし』の第6話「ヤマタノオロチ」の「ヤマタノオロチから受け継いだ神器(じんぎ)・草薙剣」から以下関連箇所を引く:

 ところで、ここからは私の空想ですが、もしかすると、その刀は隕鉄(いんてつ)から鋳造されたものであったのかもしれません。

 隕鉄とは、地球外から飛んできた隕石に含まれている鉄のことで、古来、わずかですが、隕鉄から鋳造された刀剣は存在しています。これを「流星刀」「流星剣」などと呼んでいます。

 ロシア皇帝アレクサンドル一世、ムガル帝国皇帝のジャハーンギールなども保有していました。日本では榎本武揚(えのもと・たけあき)が造らせたことが知られています。飛翔する龍のような刃紋が浮き上がるとされています。この波紋は、見ようによっては「叢雲(むらくも)」に見えるのです。

 

 

 

呼吸とは吐いて吸うもの

 韓国ドラマでお馴染みの伝説の心医ホ・ジュンに教わる迄もなく「補腎(ほじん)」、即ち(東洋医学で言う処の)腎を補う事こそ若さの秘訣なのだ。

 

 幸井俊高(こうい・としたか)著『その若さの秘訣は、<腎>にあり。━━中医師が語る養生訓』の第3章「補腎生活法」の「朝━━心身を目覚めさせる」から以下関連箇所を引く:

 呼吸の「呼」は息を吐く、「吸」は息を吸うという意味ですので、呼吸は、吐くことからはじめます。ちなみに、人は生まれてきたときに産声を上げます。これは息を吐く行為です。生まれて最初にすることは、息を吐くことなのです。そして死ぬときには息を引き取ります。これは息を吸う行為です。人生のしめくりには、最後に息を吸うのです。呼吸は、吐いてから吸うものなのです。

 

 

 

 

唐十郎著『佐川君からの手紙』

二週間ほど前のこと。芥川賞作家・唐十郎さんの死亡記事が

目に飛び込んできた。これを機に初めて手に取ったのが

『佐川君からの手紙』だ。以下、琴線に触れた箇所を抜粋する:

 

・今では、その机の染みを見て、祖母の寝汗をかぐことも出来る。

それがゆっくりと佐川君の手紙を抱き込み、重なりそうで離れてゆく

何かを徐々に馴染ませてゆく。なにやら、まじないじみているが、

古畳の上で、四つ足をもって構えている机が、わたしにはそんなふうに

見えてならない。

 

・標題も、「不在の中心点」と立てられ、彼の行為は、文化的視線の

陥没地帯に埋め込まれてしまったと言うのだ。

 

・その話を聞いた時、牛乳を飲み過ぎたような気になった。

 

・これは、霧を一つかき分けた僕の見方です。

 

・このサン・ジェルマンの本屋で、その本を漁る時、そのアパルトマンの

方角を背中に感じるだろう。

 

・あれは、愛してる者の体を探している女の旅姿だと。

 

・お前の顔は、肉を食べた魚のようだ、と。

 

・そればかりか、シャワー室で、焼けトタンを踏む猫のような叫びが

起こった。

 

・それは、妙な部屋だった。水族館の廊下のような部屋だった。

 

・パリ大学は、草月会館と豆腐の賽(サイ)の目を結婚させたような

学校であった。

 

・ヨーカンのようにスッキリとした輪郭のビルが並んで一通りは

余りなく、中庭に通じる門も開け放され、管理人がズボンのすそを

はしょって水を撒いている。

 

 

 

馬鹿や木瓜(ボケ)、独活(ウド)の大木の話

 悠遠(ゆうえん)の昔、秦に趙高(ちょうこう)と名乗る宦官が二世皇帝・胡亥(こがい)に鹿を献じて「馬である」と言った。群臣は怪訝(かいが)の念を抱くが命惜しさに異を唱える者は少数にとどまったと伝わる。「馬鹿」は白を黒と押し通す意味から転じたのだとか。

 

 明日手術を受ける百田直樹は『禁断の中国史』の中でこの語源に触れているが、一昨日にスタートを切った大河ドラマ『光る君へ』でも主人公のまひろが三郎相手に講釈を垂れていた。尚、米津玄師(よねづ・けんし)は当節流行の『馬と鹿』に「没我の熱狂」を込めている。

 

 YouTuberのMichele WangはDiptyqueから出た「Coing」にはまっている。「マルメロ」や「木瓜(ボケ)」を意味する「Quince」の香りがするのだとか。延いては「木」つながりで紅白に出場したキャイ〜ンのウド鈴木に想いを馳せる。ボーカルの千秋と同様、実に賢い。(敬称略)

 

木瓜(ボケ)の実

photo by George Chernilevsky(Wikipedia)

戦国の二俣から昭和の浜松へ

創造と破壊は表裏一体だ。戦国時代に植えられた種が

昭和に実り花開いた。

 

磯田道史著『徳川家康 弱者の戦略』の第四章「二つの

滅亡 長篠の合戦と本能寺の変」から以下関連箇所を引く:

 この二俣付近での戦闘はすさまじいものがありました。

そこで余談が二つ。激戦地帯だった二俣では大量の兵器が

必要となったはずです。そこで重要なのが鍛冶屋でした。

時は流れて、この二俣の近くの鍛冶屋の家から生まれたのが

ホンダの創業者・本田宗一郎です。偶然といえば偶然ですが、

いまの浜松の近くに多くのモノづくり企業が生まれているのは

事実です。それから、二俣城を徳川勢から守り抜いた依田家の

一族にあたる家来の中に、手塚という家がありました。

手塚治虫の家です。この戦いの中に身を置いた人々の子孫から、

昭和を代表する人物が出てくるさまを想像するのも、歴史の

愉しみのひとつでしょう。

 

 

星新一の予想した未来と皇室の危機

 秋篠宮家の”馬鹿(眞子・佳子)姉妹”が世情を賑わせている。皇宮警察は

”般若(紀子妃)”のご機嫌取りに余念がなく、宮内庁は広報室を設けた。

 

星新一著『未来いそっぷ』の「おカバさま」から以下関連箇所を引く:

 

 政府には<おカバさま省>という官庁があり、それらの一連の仕事を

やっている。カバ専門の医者がおり、カバの繁殖を高めるホルモン剤を

製造する国営工場がある。いうまでもないことだが、カバに危害を

加えようとする者を取り締る、特別の警察機構もあるのだ。

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